一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

50本まで書いたみたものの

昨年の11月にこのブログを立ち上げて、せっせせっせと書き連ねること3ヶ月あまり。気づけば50本を書いていた。

しかし記事が読まれている形跡は、僅かばかりである。

さすがに心が折れそうに

書き始めた頃は正直、「結構読まれるブログになるのでは」という自信があった。お気楽なもんである。もし万が一あまり読まれないにしても「自分の書きたいことを書くのだから、俺はそれで満足だ」と思っていた。が、しかし、現実はそんなものではなかった。

日に何回もアクセス数を確認する。しかし良くて十数人。時としてゼロ。さすがに心が折れそうになる。「いいのが書けた」と自信がある時に限ってアクセス数は少ない。なぜだ、一体どうしろというんだ、と一人考え込む。ネットで「ブログ アクセスない」と検索すると、諸先輩が「100回までまずは続けろ」だの「キーワードを大事にしろ」だの何だの語られている。それ以外にもいろんな説教が書かれている。

分かってますって。これでも随分工夫してるんだから。

文字数は1500を越すレベルにして、写真もなるべくよく撮れたのを使い、記録性も大事にするよう細部の描写も心がけた。マニアックに「わかる人にだけ分かって貰えればいい」とならないよう、どんな場所を紹介するときにでも常に話を一般化するようにした。地元散策、国内旅行、海外旅行、幅広く書いてみてどれがウケるのかも探って見たりした。

しかし一向にアクセス数は増えない。どれがウケるかなど分析すらできない。

いわば全てウケてない。

「上から目線なのだろうか。もしかして不快な文章になってるのか」「読みにくい文章なのか」「いろいろと工夫し過ぎて逆に焦点が絞れてないのか」ー。

「読むのに努力が必要」と妻

妻にも時々「読んでみて」と頼むが、ほとんど読んでくれない。時々、強引に読ませると、「う〜ん、何となく読むのに努力がいる」などと言ってくる。川平慈英を真似する博多華丸みたいに「く〜っ」っと言いたくなる。「楽天カード持ってますか?」とまで言ってみたくなる。

読者が多い旅行系のブログというのは、テーマがはっきりしているようである。あるエリア、あるテーマにこだわり、ひたすら書き続けるのが人気があるようだ。私の場合は、紀行文を追い求めながらも結局のところ身辺雑記になっている。紀行文にしたいのならもっともっと丁寧に現地の情報を織り交ぜながら、おちゃらけず、旅で感じた感動を素直に書き続ければいいのだろう。それが気取っていると感じられようが何だろうが。

ただ、「もうやめてしまおう」と全く思ってないことには我ながら感心する。

まだ書きたい旅先の話はたくさんある。京都だってまだ書いてないし、尾道鞆の浦も書いていない。北陸も北海道も。何をやってるんだよ、俺。

50代後半だというのに、思春期の若者みたいな文章を書いてしまった。かなり恥ずかしい。いやいやおやじなんて、結局こんなものなのではないだろう。いやさすがに違うかな。

少なくとも100回までは書くつもりである。