一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

「旅をすみかに」車内環境整える

人生のセカンドステージに向け、あることを始めた。

費用をかけず、長期間旅ができるよう、キャンピングカーとまではいかないまでも、車の中で寝泊りできる環境をつくる❗️

私は人生の後半生を旅三昧にするつもりでいる。松尾芭蕉ではないが「旅をすみか」としたい。可能な限り長い長い旅をする。その気になれば、2、3日あれば縦断できる日本列島なので、結果的にたいした旅にはならないだろうが、出来るだけ深く深く各地を巡る。そしてその地方の歴史と文化に触れ、この日本という国がどのように形成されたのか肌で感じたい。

夢だけは壮大で知的だ。

そのためにまずは車だ。

ネットで調べてみる。まずは最初にキャンピングカーを調べてみる。なんと高いことよ。おまけにデカイ。取り扱いが不自由そうである。

同僚が以前、キャンピングカーを購入した。普通にでかいやつ。ただ話を聞いていると、その同僚は「どこか遠くへ旅するのが好き」というより、「キャンピングカーに乗るのが好き。キャンピングカー仲間とわいわいやるのが好き」という感じだった。

それはそれで正しい。ただ私の場合はロマンを求める本格派旅人である。ひたすら遠くに、知らない町に行くのが望みなのだ。カッコいいけど、暗いのだ。「孤独に苛まれた半生だった」と悔やむ割には、好んで孤独を求めている。中二病は治ることなく、やがて還暦を迎えようとしている。

話がそれたが、キャンピングカーは自分の目的とズレてくるので、「外観は普通の車。でも中は車中泊重視の作り」という着地点へ進むことにする。外見は地味だが内側に凝る、江戸の化政文化風である。内面重視の私にはぴったりだ。

ちなみに私の車はプリウスα。実は後部座席を倒せば、フルフラットに近い感じにできる。その恩恵で今年に入り2度の車中泊を経験した。

「軽自動車の内部をプチ改造した擬似キャンピングカー」の存在がちょっと気になっていたこの頃だが、「プリウスαでも 工夫次第でどうにでもなるよ」という妻の言葉にあっさり方針転換。「確かに。軽自動車ではスピードもパワーもないだろう。プリウスαなら燃費もいいし、いい具合に広いし」。無駄金を使わせない妻の思惑にまんまと飲み込まれた感じはする。いやいやそれも大事。

それならば、ということで、ネットで車内環境を快適にするグッズを検索。まずはサンシェードを購入した。明日届く予定。ちょっとした道具や小物を保管したり置いたりできる棚みたいなのも欲しいが、そのあたりは百均で買えそうな感じもする。近々出向いてみることに。

少しずつ充実させよう。一歩一歩。あいだみつおみたいだ。

思えばこのプリウスα、これまで車内環境を変えようとしたことがなかった。デリカ→ボクシーとアウトドア系の車に乗ってきたせいで、妙におとなしく感じてしまい、上品な乗り方をしてきた。しかしふと気付いた。プリウスαステーションワゴンだ。その機能をしっかり使ってやらないと。ワイルドに乗りこなそうではないか。

あすはサンシェードを早速貼り付けてみよう。そして月内には一人で車中泊訓練に出たみたい。ヘイ、カモーン、セカンドステージ。失礼。ちょっとはしゃいでしまいました。