こんにちは。旅するおやじ旅生です。
俳句を作るようになって、それまでほぼほぼ無関心だった花々に俄然興味が向けられるようになった。
特に椿に惹かれる。上の写真は宮崎県の高鍋城跡で撮影した。武家と椿はによく似合う。ただ俳句においては「近過ぎ」るので、一緒に歌い込むと一見良さそうだが、よくあるパターン(いわゆる月並み)に陥ってしまう。
以前、熊本市内にある細川家の墓所に行ったら、ガラシャ(細川忠興の妻で明智光秀の娘。大河ドラマでは芦田愛菜ちゃんが演じてる)の墓に椿が一輪添えてあった。見事なマッチング。その記憶で俳句を作り句会に出したが評価はイマイチ。単純に俳句の出来が悪かったんでしょうが‥。
今日は、熊本の街並みが見渡せる熊本市西部の山道を歩いた。あちこちに山茶花が咲き、椿も時折見られた。
旅生のイメージでは、椿は気品があり、山茶花はにぎやかで庶民的。ただ句作を始めた頃は椿と山茶花の違いさえ分からなかった。
やがて、椿は花ごとぽろりと落ちるが山茶花は花びら単位で散ることを知り、区別がつくようになった。お恥ずかしい限りである。
椿は散った後が少しぐちゃぐちゃした感じになるが、山茶花は散った花びらが満遍なく敷かれたような風情がなんともいい。
ちなみに上の写真が椿、下の写真が山茶花の散った様子である。
小さな竹林もあり、冬空に見事に映えていた。それにしても一月末にしては気温高過ぎ。午後2時現在17度である。これでは3月だ。ここ数年の熊本は2月に入った途端に春本番を迎え、5月には夏本番になる。これでは陰暦通りである。
梅の花につぼみがたくさんついていた。半月もすれば満開だろう。
子供の頃、家の近くに大きな梅林があり、その中の砂利道を通って小学校に通った。だから梅の花が今でも大好きで愛着がある。
山道から熊本城と阿蘇山が一緒に見えた。