こんにちは。旅するおやじ旅生です。
きょう笑える話があった。
プロポーションが悪い旅生は、服選び、特にズボン選びには苦労する。
腰回りが比較的細い割には腹回りが太いので、股上が浅いズボンはずり下がりがちになる。ただ最近の傾向としては股上が浅いズボンが多い。特にユニクロや洋服の青山あたりの大手チェーン店は、どうしても若者向けのデザインが主流になるので、体型に難ありおやじが買い物するのはかなり不利。
にもかかわらず、ふらふらとユニクロで買い物をしていたところ、ズボン売り場で「アンクルパンツ」というズボンを発見。普通にベルトを使うズボンなのだが、裏側に紐も通っており、ベルトと紐で二重に体に固定(❓)できる作りになっている。
「これはいい」。そう直感して試着。はき心地良し。長さもちょうどよし。「いつもかなり裾上げしてもらうのに、今回はなぜ?」と一瞬疑問がよぎったが、「アンクルは英語で叔父さんだよな。言わばおっさんズボン。ユニクロもやっとおやじ目線になり、短足設定に踏み出したのだろう」と一人納得した。
当然購入。家に帰って早速はいて、妻に「やっといいのが見つかったよ。おっさん向けズボンをユニクロで売ってるなんて、これまで気がつかなかった。我ながら迂闊だった」と満足げに説明。「よかったね。でもアンクルには別の意味があるような気がする。叔父さん向けズボンとか名前付けるかな」と妻。
数時間後、あまりにはき心地がいいので、「ユニクロ アンクルパンツ」とググッてみて驚いた。
アンクルとは「くるぶし、足首」の意味らしい。妻の疑問は正しかった。服飾専門家の動画があったので見てみると、「あえて足首を見せる短めのズボンなので下半身がすらっと見える。若い人たちに大変人気」と説明している。
だから旅生にピッタリ(もちろん足首など全く見えない20世紀標準のオーソドックスなはき方)だったのか‥。
それにしても、試着コーナーの店員に裾上げの相談をしなくて良かった。大恥をかくところだった。旅生の脚があと2センチ短かったら、間違いなく「裾上げお願いします」と頼んでいたことだろう。
神様が味方してくれたような気がする。