一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

キャンピングカーの購入決定

どうも、旅するおやじ旅生です。

とうとうやりました。

正式にキャンピングカーの購入予約を入れました。

車種はレクビィ「プラスLVプラス1」。家庭用エアコンを設置できるハイエースの標準タイプハイルーフということで、数ヶ月前から目をつけていた。一度は予約まで入れたが、その時は現物を見れなかったので、翌日取り消したことは一度書いた。

 

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 その後、毎日毎日、頭がボーッとなるくらいYouTubeを見て、どの車が自分にぴったりなのか探った。アカデミー賞をとった「ノマドランド」まで見に行った(関係ないが)。

クーラーをどうするかが一番の課題だった。「ポータブルクーラーではどうか」なども考えた。ただなかなか効果は薄そうである。

行き着いた結論。「夏場2〜3ヶ月だけのために年間通して重いクーラーと室外機を運ぶのはいかがなものか」「夏場は標高の高い場所、あるいは北国に行って、マックスファンで外気をガンガン取り込んではどうか」。「甘い!」と指摘を浴びそうだが、「所詮は道楽。行き過ぎは慎もう。あとは我慢だ」と自らを納得させた。

エアコンに関する一人論争は乗り切った。

その時点でアネックスの「WIZ」という、やはり標準タイプハイルーフに大きく傾いた。テレビ東京の「絶メシロード」というドラマで山本耕史が乗っていた車だ。シュッとしていていい。

ただどうしても一つ気になる。運転席から後部座席に「ウォークスルー」できないのだ。間に大きめのシンクなどがある。車中料理は多分しない旅生なのに。無理にまたぐのは大変そう。納車までかなり時間がかかるという点も気になったし、何より現物を見ていない。お店の人は「大阪まで行けば見れます」と教えてくれたが、さすがに‥。

同時期に候補に上がったのがOMCの「ナロー銀河」。ナローとは標準タイプ幅のハイエースのこと。二段ベッドが縦方向にあり、片側には迎え合わせの椅子と机。おまけに「クールスター」という車載用のエアコンも。最後部にはポータブルトイレをおける個室。何から何まで備わっている。ただ妻が言う。「あなたは粗忽なんだから、あちこちに体をぶつけ、怪我が絶えないよ」。確かに。おっしゃる通り。

その後、かなり強力な候補として浮かんだのがアネックスの「リコルソ」。長さは標準タイプと同じなのだが、幅が広い「ワイド」で、天井は「ハイルーフ」より低い「ミドル」。車高210センチで「立体駐車場にも入れる」のが売り。だがその利点ゆえ、天井にマックスファンを取り付けるのは「掟破り」となる。20センチ余り背が高くなるのだ。

もちろん高さを諦め、掟破りをすればいいだけの話だが、標準・ハイルーフに比べ収納の少なさが気になる。広くてゴージャス感はあるものの、「ノマド」的な長旅はイメージして作られていないのでは、という答えに行き着いた。

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そして迎えた5月15〜17日の「九州キャンピングカーショー」(熊本県益城町のグランメッセ)。待ちに待った。

「もう結論を出そう。キリがない」。初日から勇んで出掛けた。勇みすぎたのだろう、しばらく体が熱って、汗が止まらなかった。同行した妻が呆れていた。

ここで初めてレクビィ「プラスLVプラス1」の実物を見た。イメージしていたよりコンパクトで使いやすそう。数ヶ月前、ほぼ同内容の兄弟車を見て「自分にぴったり、いろんなものがちょうどいい」と目をつけた車だけのことがある。

4時間かけて腹一杯、主だったキャンピングカーを見て回った。YouTuberタックルさんのトークショーも見ずに。WIZはなかったが、プラスLVプラス1で「間違いない」と確信した。

その時である。妻が隣に置いてあった小さめのキャブコンを見て「この車、いいんじゃない?」と言い出した。キャブコンは全く考えてなかったので渋々見てみた。セキソーボディー「トム200」。見たら確かにいい。使いやすそうで外観も仰々しくない。感覚的にバンコンに近いキャブコン。二匹のトイプードルを溺愛する妻は「二人(二匹とは言わない)にとってもいいと思う」。なんじゃそりゃ、と思ったが、わからないではない。

とりあえず家に帰って駐車場の長さを改めて測ってみることに。このトム君は果たして置けるのか。車長ほぼ5メートル。

だめでした。ぎちぎち置けないこともないだろうが、トラブルを巻き起こしそう。

結果的に標準タイプのハイエースがやはり限界であることが判明。最後まで勝ち残ったのが「プラスLVプラス1」だった。選抜の覇者だ。

再度会場のグランメッセを訪ね、「以前予約を取り消していましたが、やはりこの車で」と担当店員と話を詰めた。「このおやじえらく慎重だな」と思われたことだろう。いいんだ、へん。ちなみに設置可能な家庭用エアコンは付けなかった。

以下はレクビィのカタログにある「プラスLVプラス1」のページ。1〜2人のノマド的な放浪旅にはぴったりだと思う。

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納車は1月。値段は書かない。高級外車なみです。興味がある人はネットで調べてください。考えれば、生まれて初めての車道楽である。

それにしても「キャンピング選び熱」はこれでひと段落だ。ちょっとせいせいした。

旅生の旅の目的は全国各地の街並み、自然の風景、歴史を頭に刻み込み、その成り立ちを自分なりに考えることだ。旅生版「街道をゆく」をまとめあげること。キャンピングカーはそのための「道具」である。改めて、めんどくせーな俺。

しかし同様のことを考えながらYouTubeやブログにまとめている高齢者の多さには、驚かされる。斬新な切り口にしないと埋もれてしまうこと間違いなしだ。すでにこのブログも埋もれている。