どうも。旅するおやじ旅生です。
関西を旅した話、古代史ばかり書いてきましたが、実は今回も行きました。「なんばグランド花月」。それも日曜の朝一番、10時からの回。
9時半に近くの喫茶店でモーニングを食べるも、驚くことに、この喫茶店にはトイレがありません。ちゃんとしたチェーン店なんです。皆さんも知っているお店。
それなのにトイレがない。「近くのホテルのトイレを使ってください」だって。「すげえな。まるで外国だな大阪」と思わずにはいられませんでした。
で、旅生は大きい方を我慢した状態で花月に入場。早速トイレに行きましたが、なんと大のためのスペースは2部屋しかなく、行列ができています。やっぱ朝ですから。しばらく待ちましたが、簡単には列は先に進みません。仕方なく我慢することに。
この日の出演者は、旅生が最近お気に入りのダイアンをはじめ、笑い飯、まるむし商店、西川のりお・上方よしおほか。「お笑い第7世代」と呼ばれる世代は出ていません。
それにしてもなんだかなぁ、第7世代。意気軒昂なのは分かりますが、そんなに面白い? パワーが炸裂しているのは分かりますが、なんだかうるさくないか?
頭のデカさが気になって
コロナが落ち着いているせいか、会場は満員でした。
花月の客席はまるで70年代の映画館。あまり傾斜がなく、一つ一つの客席も狭く、実際に座ってみると、前の人の頭で舞台がよく見えません。
実は旅生、子供の頃から頭がでかい。小中学生の頃、理科や社会の授業でNHK教育テレビを見るのがとても嫌でした。「自分の頭がでかいから、後ろの人がテレビを見にくいのではないだろうか」と気になり、とてもではありませんが、テレビに集中などできませんでした。
この日は、50年近く昔のあの「気詰まりな感覚」が蘇りました。とにかく後ろの人のことが気になります。
「前のおっさんのでかい頭、邪魔なんですけど」と思ってるだろうな、とか思うと、とてもではありませんが、お笑いを楽しめません。
正直、この日の漫才の中身、あまり覚えていません。それでもダイアンの漫才はかすかに覚えています。ただあの禁煙を題材にしたネタ、何度となくYouTubeで見たなぁ。
新喜劇も今ひとつだったような。若手が中心で核になる役者がいない感じがしました。妙にかっこいい兄ちゃんたちが多くて。
邪魔にならないように身を沈めて(姿勢悪く、椅子に埋もれた感じで)座るので、やがて尻が痛くなってしまいました。新喜劇が終わるころには、なんだか「ハァ〜」とため息をつきたくなりました。
やはり漫才はベテランがいい
そんな2時間余りでしたが、自信を持って言えることがありました。
「やはり漫才はベテランの方が面白い」
半ば意識が朦朧とした中で見た舞台だったものの、西川のりお・上方よしおの漫才は光っていました。のりおの芸は以前は掟破り的な辛辣さがありましたが、今やいい感じで角が取れ、引き込まれました。大声出してなんぼのもん、みたいな最近の漫才師とは違いました。
それにしても窮屈な思いをしながら時間を過ごしたせいでしょうか。便意はすっかり失せていました。めでたし、めでたし。