一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

1週間の車中泊暮らし報告

どうも。旅するおやじ旅吉です。

鳥取編の続きを書く前に、一週間のキャンピングカー生活がいかなるものだったかを報告し、今後の課題としたいと思います。

▽サブバッテリーの充電

出発前は、外部充電なしで2泊くらいは大丈夫ではないかと予測していたので、道の駅で2泊したら、1泊はRVパークかオートキャンプ場に泊まる、と計画していました。

ところが連日、1日平均100キロ以上(特に初日は250キロ以上)車を走らせていた結果、走行充電されて、外部電源から充電する必要はありませんでした。結局、5カ所の道の駅に泊まり、夜間は就寝するまで照明とテレビはつけっぱなし、おまけに冷蔵庫は1日中稼働させていました。

旅吉のキャンピングカーには電圧計はあるものの、サブバッテリーの残量計はついていません。ネットで調べた感じでは、電圧計が12・5〜14・5Vを示していれば大丈夫のようなので、それは常に注意していました。やはり残量計は必要です。

7日間で走った距離は1300キロほどでした。ただ、あまり移動距離の少ない旅の場合は、この方式は通用しないですね。ちなみに給油地点はスタート前の熊本市、次が出雲市、最後が舞鶴市でした。いずれも50リットル前後。燃料費が高騰しているので痛い部分です。帰りは大阪〜北九州がフェリーだったので、まだ舞鶴給油のガソリンが残っています。

▽走行

今回の旅の前半は北西の風が強く、横風にハンドルを取られそうになる状況に悩まされました。背が高く、横幅があまり広くない車体構造が原因で、YouTubeではしばしばそのことについて言及されています。

特にひどいのが、高速道路のトンネルを抜けた直後に高い橋の上を通過する時。「ボン」という風音とともに車体が少しふらつき、思わずハンドルを握り締めてしまうことが、何度も何度もありました。

ガッチリしたタイヤに付け替えるなど、いろんな方法があるのでしょうが、燃費がさらに悪くなりそうで、少々迷ってしまいます。

ちなみに通常の加速やスピードは何の問題もありませんでした。

▽断熱

旅行期間中、例年になく全国的に低温傾向が続き、最低気温10度程度、最高気温が20度前後といった3月下旬くらいの天候でした。

旅吉のキャンピングカーはレクビィのバンコン「プラスLVプラス1」。標準サイズのハイエースをベースにしています。車体の外観はほぼ加工されていないので、窓ガラスはそのまま。どうしてもこの広い窓ガラスを通して冷気が車内に伝わってきます。

島根県の道の駅湯の川で車中泊した時は最低気温が10度以下になったので、朝方、寒さで目が覚め、FFヒーターを入れました。カーテンのみに頼らない窓ガラス対策の必要性を感じた次第です。また、これからは暑さにどう対処するかが重要な課題になりそう。購入の際、迷った末にエアコン設置を見送った結果がどう出るか、気になります。

▽収納

納車から3ヶ月以上。収納の良さが「プラスLVプラス1」の一番の長所ではないかと思っています。収納扉の開け閉めもしっかりとしており、走行中に扉がガタついたりといったこともありません。ただこれから1年、2年とたった段階で、扉がゆるゆるにならないか、ちょっと気になります。

収納に関してあと1点。実は折り畳み自転車を積み込んで旅するのが、旅吉にとって重要な項目なのですが、実際に自転車屋さんで実験してみたところ、最後部の空間には一番小さい折り畳み自転車(店員は災害時対応の自転車と言っていました)しか積み込めないことが判明。それでも積み込めるのなら十分ではないか、と迷ったものの、今のところ保留です。

今回の旅で、松江市鳥取市などの地方都市を観光するのは自転車が一番と痛感しました。どうにか「小さい方から2番目」くらいの自転車を積み込む方法を考える必要ありです。

▽寝心地

一人でゆったり後部座席を使えたので何の問題もありませんでした。ただ夜間にトイレに行った後、再び寝付けなかったり、朝方に寒さで目が覚めたりで、寝不足気味が続きました。なかなか熟睡モードに入れませんでした。いわば睡眠のリズムが作れないまま旅を終えてしまいました。長期の一人旅、とても大事なことに思えます。

▽食事

「プラスLVプラス1」にはシンクがついています。でも納車以来、一度も使っていません。理由はタンクに水を入れたり、排水したり、が面倒だから。で、シンクのあたりはいろんな物を置くスペースになっています。

ただ思います。このシンクを使えば、歯磨きしたり、ちょっとした洗い物をするのにかなり便利ではないかと。自炊をする弾みになるかもしれません。

今回の旅での食事は、一番多かったのが外食(主に麺類でした)、次がコンビニや道の駅の弁当類。自炊というのはほとんどしませんでしたが、1合半炊ける炊飯器(300Wなのでギリギリ使えました。400Wのインバーター付けてます)でご飯を炊いて、道の駅で買った惣菜類をおかずにして食べたことが2回だけありました。

もっと自炊するだろうと、フライパンや鍋を持って行ったのですが、結局使わずじまいでした。でもガスコンロは結構使いました。お湯を沸かして何度かコーヒーを入れたり、カップ麺を作ったことも一度ありました。

ちなみに下の2枚の写真は自炊した場所です。上の写真は島根県江津市の廃校となった跡市小学校跡。あまりの山陰らしい建物に感激し、「どれ、飯でも炊いてみるか」という気になりました。下の写真は鳥取県三朝温泉鹿野町鳥取市郊外の城下町)を結ぶ佐谷峠。伯耆国因幡国を跨ぐ峠なのです。

2カ所とも普通の熊本県人なら、ほぼ行くことがない場所。そういった場所に行くと、ついつい記憶に残る行動を取りがちな旅吉です。

補足ですが、車中泊には無洗米がいいですね。

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