一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

雪山の美しさに振り回された

旅吉です。

前回のブログで書いたように信州に4泊した後、また一度新潟県に抜け(糸魚川に)、そのまま富山県に入っています。

実はちょっとほっとしています。信州にいる間、「あれも見なければ」「あそこにも行っておく必要がある」と何か気ばかり焦って。

特に振り回されたのが北、中央、南の日本アルプス。なぜだか旅吉は子供の頃から雪をかぶった山が大好き。図工の授業でなんど雪山を描いたことか。それが妙にうまく描けて、おかげで図工の成績は上々でした。

信州の方々が口をそろえたのが「今年は雪解けが異様に早い」。それが幸いしてか(?)ちょうどいい具合に雪を被っているわけです。

もう旅吉は大喜び。写真を撮れるポイントを探しては、あっち行ったりこっち行ったり。

南アルプスはなかなかいい感じに見える場所がなく残念でしたが(それでも結構努力しました)、中央アルプス伊那谷にある駒ヶ根市駒ヶ根高原がベストと思いました。木曽駒ヶ岳が眼前に迫ります。

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さらに丁寧なことに旅吉は反対側の木曽谷まで遠征し、「道の駅 日義木曽駒高原」も負けず劣らず素晴らしいポイントであることを発見しました。その写真は撮り損ねまして。

北アルプスはやはり安曇野から見るのが最高でした。ただ山に近づき過ぎると逆に手前の山々が邪魔して雪山が見えなくなるので‥。出来たらJR大糸線くらいの標高の場所で、昔ながらの集落に迷い込むように散策すると、防風林に囲まれた大きな農家や道端の道祖神に出会え、感動はグッと高まります。

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大王わさび園も素晴らしかった。恥ずかしながら初めての訪問。驚くことに入場無料。ただ外国人観光客が次から次にやってくる人気ぶりなので、食事やお土産の販売だけで十分なのでしょう。黒澤明監督の「夢」のロケ地なので、「いつかは行って見たい」と思っていました。

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実に素晴らしい、ホントに素晴らしい、だけど北アルプスを背景に水車が回っているのを見た時、「ちょっと整い過ぎでは」とちらりと思ってしまいました。贅沢なイチャモンなのでスルーしてください。

そのあと信濃大町、白馬、小谷と北上。緯度が上がるにつれ、雪を被っている部分が増えていきます。ただ白馬になると「日本アルプス」ではなく「本格的なスキー場」と見てしまいました。

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ちなみに白馬では、ジャンプ競技場にも行き、高所恐怖症のくせにスタート地点までリフトとエレベーターで登りました。

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3枚目の写真を見れば分かる通り、スタート地点に行くにはこの橋を渡り、その後、数十メートル下が見える金網の階段をだいぶ登らねばなりません。脚がガクガク震え、早々に諦めました。引き返す勇気も必要です。

それにしてもジャンプ台の傾斜の凄いこと。あれは飛んでいるのではなく、落ちているんですね。転ばないように落ちている感じ。

本当はもう少し信州を堪能しようと思いましたが(例えば上田や小諸には行っていません)、あまりに雪山の美しさに振り回されてしまい、ちょっと疲れました。

で、再度、日本海側に移動しました。