一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

九州の山登りはクマの心配なし

旅吉です。

引き続き、千メートル前後の九州内の低い山々を巡っている。いまシニアに人気らしいね。

今日は、阿蘇の外輪山の一角にある俵山(1095メートル)に登った。西原村にある道の駅萌の里から標高差850メートル。旅吉の登山歴の中でもかなり上位の標高差。「たった850メートルで?」と笑われそうだが。

このコースは、登山口からしばらくが一番きつい。牧草地を通過する急峻な登山道がひたすら続く。トレイルランの愛好者らしい女性3人がガンガン進んでいく。いいね若い人たちは。

でも景色はいい。熊本平野が一望できる。それが前半部分。

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山火事注意の看板が現れたら後半。樹林帯に入る。ちなみに旅吉は間違えて看板の左側に伸びる道を進んだが、これは遠回り。右側の細い道が正解。

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後半の樹林帯もかなり登りがきついが、まぁ、ラジオでも聞きながら気楽に。熊本市方面に開いた山なので電波状態はわりかし良し。九州なのでクマの心配もなし。これが一番の特典。全国を旅してホント実感した。北海道でこんな山道を歩くのは、相当な覚悟がいる。

頂上に到着。遠回りしてしまったものの、2時間ちょいで着いた。最近思う。下りより上りが幾分楽だ。ハアハアゼエゼエにはなるけど。
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阿蘇高岳あたりは雪を被っていた。あんなに暑い暑いと騒いでいたのに、11月中旬から急激に気温が下がり、例年通りの気候に追い付いた。

頂上からは西に熊本平野、東に阿蘇五岳、九重連峰、祖母山が見渡せた。感動するね。
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下りは2時間半近くかかってしまった。

途中でルートが分からなくなったのだ。どうも上りと景色が違う感じがする。しばらく待っていると登山客がやって来た。聞くとルートに間違いはないらしい。そのまま一緒に下りるとやがて例の「山火事注意」の看板に。

しばらく考えて謎が判明。旅吉は知らぬ間に上りとは違う「遠回りではない正しいルート」を下っていたわけだ。あー良かった。

ただその先の牧野の道が予想以上にこたえた。なので時間がかかった。目の前に見えているのに、なかなかスタート地点にたどり着けない。急な下りなので、つま先が痛くなった。膝にもきた。明日が心配だ。