一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

雪が降る。旅人かつ俳人は熊本城に行ってみた

こんにちは。旅するおやじ旅生です。 「数年に一度の寒波」らしい。熊本地方は日付が変わる頃からどんどん気温が下がり、正午過ぎには3度に。雪もちらほら。暖冬続きのここ数年にしては珍しい。という事でスランプ状態の俳句のネタにもなるだろうと、熊本城…

スランプに陥った旅生の俳句

旅するおやじ旅生です。 作り始めてやがて7年になる俳句。絶不調である。 旅生が参加している句会(最近はリモート開催)では毎月、主宰者から季題が提示される。例えば「お彼岸をテーマにしたもの」といった感じで、季語まで限定せずに、ざっくりとした投げ…

出張の合間に佐賀の古い町並み観光

旅するおやじ旅生です。 年末押し迫ったにも関わらず、佐賀市に出張。コロナ感染が拡大しているにもかからず、うちの会社も相手先も「どうにか大丈夫だろう」と許可が下りた。当然日帰りの主張である。 新幹線(年末なのにガラガラ)で新鳥栖まで行き、在来…

大村湾の風に吹かれてきたよ

旅するオヤジ旅生です。 ウィークデーの休日、また一人車を走らせた。本当は前夜からでも出発して「車中泊」の達人を目指さなくてはならないのだが、何か面倒くさがっている。家でぬくぬくとしようとしている。日曜の夜は「麒麟が来る」を見なくてはいけない…

M-1見た。敗者復活戦から。

旅するおやじ旅生です。 M-1今年も見た。それも敗者復活戦から。好きだね〜と我ながら思う。 旅生が住む熊本から「からし蓮根」が昨年は決勝に進出したが、今回は敗者復活戦で5位に終わった。残念だが、仕方ないだろう。まだ爆発力に欠けるような。熊本弁、…

高千穂の歴史と神話を考える

こんにちは。一人旅おやじの旅生(たびお)です。 久しぶりに高千穂に行ってきた。最後に行ったのは熊本地震が起こる4日前。やがて5年が経とうとしているわけである。もう5年なのか。いやと言うほど続いた余震もすっかりなくなってしまった。しばらくは建物…

旅する旅生 豊後の石垣原を歩く

いろんな人々のブログを読んでいて気付いたが、私にはハンドルネーム(というのかな)がない。だから一人称で語る場合「私」と表記している。でもなんだか違和感あり。もっと気軽に自らを打ち出せる名前がないものか……。 タイトル通り「一人旅おやじ」では長…

豊後の歴史を紐解き訪ねた

地元の歴史には詳しいが、隣県の歴史はよく知らないと言う人、意外と多いのではないかと思う。私もそうだ。とは言いながらも、鹿児島、佐賀、長崎、福岡は何かと歴史的な特徴が明らかなのでおおよそのことは分かる。 ところが大分県についてはほとんど知らな…

京都はやはり禅寺ではないか

先月訪ねたものの、初日だけ書いて二日目以降を後回しにしていた京都の旅について、記憶が薄れないうちに書きとどめておきたい。 前にも書いたが、京都の魅力は禅寺に結構集中していると思う。下の写真は祇園にある臨済宗建仁寺に展示してあった俵屋宗達の「…

宮本浩次の「ロマンス」好調

ソロ活動をしているエレファントカシマシの宮本浩次が、最近盛んにメディアに露出している。ニューアルバム「ロマンス」の売れ行きが順調だからだろう。 私も10日ほど前に購入した。岩崎宏美の「ロマンス」、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、ちあきなおみ…

乗り継ぎ対決旅に見るリーダー像

太川陽介と村井美樹がアイドルやお笑い芸人を率いて、バスと列車で旅の速さを競うテレビ東京の番組「ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」が面白い。 何が面白いか。2人の旅に関する知識の深さと執念もさることながら、旅の知識がほぼないメンバーをどう…

有明海沿いの干拓地を巡る

自転車を車に乗せて、北へ向かう(ここは南なのに。「あまちゃん」好きには分かるよね)。 午前8時半。熊本の自宅を出発。目的地は未定。とりあえず有明海沿いに福岡方面へ。西高東低の気圧配置で北風が強いが、空はどこまでも青い。 大牟田市の駐車場に車を…

野性の解放を書いたコラム

朝日新聞の高橋純子編集委員が書いたコラムはなるべく読むようにしている。文章に愛嬌があり、高飛車な感じがしないで、しっかり読ませる。説得力がある。 今回は官邸取材をしている時の話を題材にしている。高圧的に取材を制せられるうちに、自己規制するよ…

鹿児島はやはり火山だ

定年後、可能な限り車で長い長い旅を続けるという計画。現実にするべく、以前も書いたが車の中を環境整備を図っている。 まずはサンシェードを購入。百円ショップで便利グッズを買い込んだ。 そしてこの土日を使って旅に出た。関西を旅したばかりというのに…

吉本の舞台を見てお笑いを考える

記念すべき100本目の記事である。 昨年11月に書き始めて約11ヶ月でここまで来た。ブログを始めてから100本まで達成する人はそう多くないと聞く。通常、アクセス数が少ないと心が折れて撤退してしまう人たちが多いらしい。アクセス数の少なさは第1級と自認し…

足底筋膜炎に耐えながら京都旅行

実に久しぶりに京都に来た。それも足底筋膜炎に苦しみながらの旅となった。 足底筋膜炎とは、足の裏の土踏まずあたりの測定筋膜が炎症を起こす症状で、マラソン選手らがかかりやすいとか。10年ほど前に右足が足底筋膜炎になり、半年以上苦しんだため、その後…

「旅をすみかに」車内環境整える

人生のセカンドステージに向け、あることを始めた。 費用をかけず、長期間旅ができるよう、キャンピングカーとまではいかないまでも、車の中で寝泊りできる環境をつくる❗️ 私は人生の後半生を旅三昧にするつもりでいる。松尾芭蕉ではないが「旅をすみか」と…

後半生をどう生きるか鬱々と考える

せっかくの休みに関わらず、鬱々と仕事のことを考え、ばかな1日を過ごしてしまいました。 最近時々思います。 仕事のことにいろいろ気を揉みながら暮らす日々と、何も考えず(退屈を感じながら)暮らす退職後の日々。どちらがいいものなのでしょうか。 平日…

村上春樹の比喩に今回もハマる

村上春樹の新作短編集「一人称単数」を読んでいる。 その2番目に収められている「クリーム」がなかなか良かった。というかまだ、この作品までしか読んでいないのだが。 神戸の高台にある住宅街を訳あって訪ねた浪人生に、白髪の老人が突然話し掛ける。 「中…

お遍路しながら思うこと 後編

四万十川河口近くの海岸。9月21日。日の出が綺麗だった。8ヶ月前の車中泊に比べ、慣れたせいか、かなり熟睡できた。 とは言いながら、ずっと津波のことが頭にあった。いつ南海トラフの大地震があってもおかしくない昨今。四万十市に隣接する黒潮町は地震発生…

四国奥深く、巡礼の旅

早朝から四国へ。お遍路さんの札所6カ所を巡る旅に妻と出発。阿蘇の二重の峠付近から阿蘇谷を俯瞰した。 大分県の佐賀関から愛媛県の三崎港へ。別府湾は大型船が多く、工業地帯だが、海は綺麗。 フェリーの中。豊後水道は流れが速く、部分的に川のように流れ…

秋は順調に訪れているようだ

今年の秋は順調にやってきているような気がする。いい具合に雨が降っているからだろう。 熊本市は9月の半ばに藤崎宮例大祭という、とんでもなく騒がしい祭りがある。いつもこの時期になると、朝晩ひんやりするようになり、これを地元では「随兵寒合《ずいび…

城郭ベスト10の上位5城

お城好き筆者の城郭ベスト10。上位5城。 (5)岡城(大分県竹田市)=1185年築城。別名豊後竹田城。石垣のみ。 <a href="https://www.photo-ac.com/profile/2207150">g-graphica</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真 派手な城郭ではない。ただなんともいえない風情がある。滝廉太郎は故郷のこの城跡をイメージして…

お城好き筆者が選ぶ城郭ベスト10

もともとお城好きではあったが、特に熊本城が築城400年で盛り上がった2007年頃から、個人的に一気にヒートアップし、日本各地の城郭を見てきた。 で、ふと思った。自分にとっての城郭ベスト10はどこだろう。台風10号が不気味に北上を続ける中、どこに出掛け…

津山と尾道で心を浄化された話

一人旅に出る時、割とよく考えることがある。「さあ、この旅の間に、今後の人生について決着をつけよう」。笑えるが、本気なのだ。 こんな時、大体において仕事が行き詰まり、会社が嫌になり、短い休みをとって逃げるように旅に出ているケースがほとんどだ。…

ロードムービーのような直木賞受賞作「少年と犬」

久しぶりに一気読みした。つい先日、直木賞を受賞した馳星周の「少年と犬」。直木賞だから読んだわけではなく、私が住む熊本も舞台になっていると知って、読みたくなった。 あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、さらっと書くが、犬が好きな人、旅…

そして夕陽に照らされた東尋坊へ

福井県の旅、後半。 いつも疑問に思うのだが、なぜ明治新政府は、越前と若狭を無理やり合わせた形で福井県にしたのだろう。さらに言えば、なぜ敦賀市は越前に含まれるのか。気比神宮が越前の一宮と知った時は驚いた。てっきり若狭と思っていた。そう勘違いす…

福井で故郷の歴史をひもとく

3年前の5月に旅した北陸の中から福井を紹介する。そして地元熊本の歴史などもつらつら考えたい。今日はその前半。 前日に名古屋小牧空港から列車を乗り継いだ。滋賀県長浜市を少しだけ観光して、敦賀市へ。気比神社で御朱印もらい、夜には福井市入り。 福井…

霊巌洞で宮本武蔵の息遣いを感じる

剣豪の宮本武蔵が晩年、五輪書を書いた場所とされる霊巌洞を30年数年ぶりに訪ねた。 熊本市の北西にそびえる金峰山の西麓にある。 前回訪ねたのは、はっきりと記憶していないが、おそらく社会人になったばかりの頃だったのだろう。薄らネガティブな色合いの…

8年間大切にしたいロードバイクを先輩に譲った

とうとう、8年間乗り続けたロードバイクを会社の先輩に譲った。 意外なほどの欠落感。 この1月、コロナの影響で福岡空港の玄関に着いた段階で北京旅行をキャンセルした時のように、心にポッカリと穴が開いた。 上の写真を見てもらうと分かるが、白のトレック…