旅吉です。
今日も晴れ時々曇。善人旅吉を神様が守っているのだろう。雨続きを予想していただけに「立派なもんだ」と毎日思う。
朝、霧多布岬を散策していたら、ラッコの親子がぷかぷかと泳いでいるのを発見。写真を撮ったが、ほとんど分からない。実際に見るとはっきり見えるのだが。
霧多布を出発して、広大な牧場が続く別海町、中標津町、標津町、羅臼町へと北上。行ったことないけどデンマークみたいな景観のようだ。空気は乾燥し、さわやかな20度前後の気温。たぶん本州以南は相変わらず過酷な湿気と暑さに見舞われているのだろう。
とは言え、北海道の観光はヒグマへの恐怖が常に付き纏う。
知床五湖を訪問したら、ヒグマ対策が徹底されていた。以前も書いたが20年前、旅吉は五湖を巡るべく遊歩道を歩き出したところ、ヒグマに遭遇した経験がある。あの驚愕の瞬間は今も忘れられない。
ここ数年、北海道のヒグマ被害は九州にいても伝わってくる。管理当局が対策を強化するのも当然だろう。
散策前にオリエンテーションがあり、ヒグマ対策の映像を見せられるが、「また出くわすのでは」とビビってしまう。上映後、ガイドのお姉さんが「皆様、覚悟はできましたか」とか言うので一層緊張感が高まる。
散策している人たちも同様で、遊歩道を歩き出すと手をパンパン叩いたり、熊よけ鈴を盛大に鳴らしたり、なにかと賑やかだ。旅吉も手が痛くなるほど叩いた。
ヒグマには出会わずにすんだ。ほっとした。そして何より素晴らしい景観だった。知床連山に静かな湖が映える。見事に「ばえる」のだ。やはり北海道は湖だ。
ちなみに羅臼からは国後島がくっきり見えた。でも知床峠からの羅臼岳は雲に隠れて今ひとつだった。
オシンコシンの滝は見事でした。駐車場で「熊本からですか。私も熊本です。人吉から来ました」と声を掛けられた。異郷の地で同郷人に会うと、ちょっと感動する。