一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

さて6位以下の温泉は?

どうも。旅するおやじ旅生です。

前回に続き熊本の温泉ベスト10。こういうのは通常10位から始めるのですが、1位から書き始めてしまったので、なんだかテンションが下がっています。前回の記事もぜひ。

noaema1963.hatenablog.com

 

6位。上天草市の弓ヶ浜温泉。天草にありながら山の湯を思わせる温泉。すぐ近くに弓ヶ浜という海水浴場があり、目の前には有明海を挟んで雲仙岳がそびえる景観の地です。ここの温泉も前回の宮原温泉と同様、「赤湯」「白湯」があるのが特徴。

先日の日曜午後、「湯楽亭」という旅館の温泉に入ったら、なんと入浴客は旅生だけ。「ダバダバ」と勢いよく吹き出す赤茶色の「赤湯」に入ると、「来てよかった〜」とアルファ波が脳を覆い尽くします。湯の温度もちょうど良し。経営者が自ら掘った洞窟風呂もあり、「野趣溢れる」とはこういう温泉を言うのだろうなと一人実感。無色透明な「白湯」も少しぬるめで癒されます。交互に入るとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

下の写真は温泉からの帰り道、宇土市の長浜海岸で撮影した長部田海床路。以前は誰も気に留めない場所だったのですが、インスタグラムなどで人気となりました。今回、ちょうど夕方の引き潮という絶好のタイミングだったので、初めて歩いてみました。確かにきれいでした。

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7位。山川温泉(小国町)。阿蘇方面(特に小国地域)の温泉はあまりに頻繁に訪ね過ぎたせいか、最近はあまり行かなくなってしまいました。もちろん泉質の良さが抜群。その中でも特に好きなのが小国町の山川温泉。熊本には珍しく白濁した湯で、酸性が強い東北や北海道の湯を思い起こさせます。地元民のための公営温泉もあり何度か入りましたが、遠慮しながらの入浴です。時々、地元の人々と交流しながら入浴を楽しんだ、と言う話を聞くものの、旅生にはとっては至難の技です。

8位。菊鹿温泉(山鹿市)。熊本の県民でこの温泉を頻繁に訪ねるという人はそういないでしょう。地味なのです。場所も施設も。でもお湯の質は柔らかく優しい。薄〜く硫黄の香りがして、「いい湯だ」と満足感がさらに高まります。無色透明。そんなに湯量が多くはなさそうですが、客が少ない温泉地なので問題なさそう。風呂場の壁には「60歳はまだ鼻垂れ」「90歳。あと10年生きましょか」などの張り紙。田舎の高齢者はこういうの好きなんだよなぁ。

9位。湯の鶴温泉(水俣市)。水俣市は海沿いの湯の児温泉が有名ですが、旅生は山の中のこの温泉の方が好きなのです。我ながら地味好きだと再確認しています。ここも無色透明な優しい湯。何軒か温泉宿があり、山田洋次監督が寅さんのロケ地に選びそうな場所です。でも流石に山田監督もこの温泉地までは知らないだろうなぁ。熊本市からは高速道路を使っても2時間以上かかってしまう場所。旅生にとって遠隔地にあたる割には何度も行ったことのある、縁の深い温泉地なのです。

10位。芦北町の湯浦温泉。国道3号線沿いにある、ここも地味な温泉地です。地元民向けの温泉施設が数カ所あるのみですが、湯の鶴温泉と共通した柔らかな湯。湯浦温泉センターは数年前に改修され、入浴料200円。清潔感がありお勧めです。ただ時間帯によっては地元民で混んでいます。