一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

草枕の道にウグイスの声

どうも、旅するおやじ旅生です。

熊本では、桜の満開は過ぎてしまいました。葉桜とまではいきませんが、風が強く吹くと見事な桜吹雪となる、そんな時期です。

季節が移り変わる時、ふと歩きたくなるのが「草枕の道」。熊本市にある金峰山の麓から峠越えで海辺の小天温泉へ至るハイキングコースです。文豪夏目漱石が第五高等学校の英語教師時代に歩いたことで有名。その経験をもとに小説「草枕」を執筆したとされています。

半年前にもこの山道を歩いてプログにまとめています。そちらも読んでみてください。

noaema1963.hatenablog.com

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駐車場に車を置いて閑静な住宅街を30分も歩くと、「荒尾橋」というバス停に。 

中学生の頃、バスの終点であると思われるこの「荒尾橋」という場所が妙に気になり(全くちがうエリアに住んでいたので)、未知の場所へのロマンを掻き立てられて、友人と自転車で探しに行ったことがあります。

あたりの様子は今も昔もほとんど変わりません。住宅街と里山の境目にある、バスの終点らしい静かな場所です。ウグイスの鳴き声が響いていました。

荒尾橋を過ぎると、「鎌研坂」と呼ばれる林の中の一本道をぐんぐん登ります。峠越えの本道は別にあるのですが、この坂の存在を知っている人も多く、時折、というか結構頻繁に車とすれ違います。

駐車場から約1時間半、目的地の「峠の茶屋」に到着。

帰りは本道を歩きましたが、とにかく車が多い上、歩道がない部分もだいぶあって、危険極まりない感じでありました。下の写真は、車のいない隙に撮影した熊本市の遠景。

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やがて、熊本を代表する日蓮宗寺院で加藤清正菩提寺である本妙寺に到着。

盛りは過ぎていましたが、境内の桜があまりに見事で、思わず写真をたくさん撮りました。これを日本の美と言わずになんと言うのでしょうか。

本堂の庇の下でしばらくぼーっとして、疲れを癒しました。

山道の10キロはやはりこたえます。

なんとなくまとまりのない、気のない文章になってしまいました。
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