どうも。旅するおやじ旅生です。
前から気になっていた熊本県北部の菊池市にある「木柑子二ツ塚(きこうじふたつか)古墳」に行ってきました。全長65mの前方後円墳で、6世紀の築造とされています。この古墳の特徴は、県重要文化財指定の石人が今も古墳を守っている点です。
右手と頭部は欠損しており、今存在している頭部は地元住民が補ったものです。左手を腰に当て胸を張った立ち姿。左手の指が6本あるのもこの石人の特徴です。
1500年前の石人が今も立っているのがなんとも感慨深いものがありました。思わず石人の横に座り、数分間見惚れてしまいました。じーっと見ているとやがて動き出すのではないだろうか、と期待してしまう、どこかユーモラスな存在感に満ちています。30年ほど前のハリウッド映画「ミュータント・タートルズ」を思い出しました。
石人の前には地元の人々が供えたと思われる花。お地蔵さんと同じ扱いですが、それはそれでいいものですね。
石室は粉々に破壊されているらしく、石人の前にある石がその名残みたいです。
一句作ってみました。
冬うらら石人きょうも誇らしげ
作為に満ちた挙句の凡句になりました。