どうも。旅するおやじ旅吉です。
先日の山の日、妻と犬と南阿蘇の高森町上色見でデイキャンプしました。
妻がアウトドア用品を買い集めるばかりで、一向にキャンプに行こうとしません。そこで旅吉お気に入りの「鍋の平キャンプ場」に出向いたわけです。
南阿蘇地域で一番好きな場所です。
気温は高めでしたが、風が吹いて爽やかでした。
久しぶりに自由律俳句。
トイプーの威嚇牛たちは黙殺
フードコートの気楽な孤独
ところでNHKがドキュメンタリー「72時間」の歴代ベストテンをやってました。
この番組大好きで、ほぼ全作品見てます。番組に登場した場所を訪ねたことも何度か。いわゆる聖地巡礼です。
一位は秋田のうどん自販機でした。初期の作品。オンデマンドで何度も見ましたが、確かにいい。旅吉としても一位です。
番組内であの作品を「人気ロックバンドのファーストアルバム的存在」と評していました。上手いこと言うなと思いました。荒削りだけど、シリーズのその後の流れを決める熱さが確かにあります。
天候もばっちり。最初は晴れ、曇り、やがて東北らしい地吹雪に。でも翌日はからりと晴れて‥、という展開。おそらく天気を見越して取材に入ったのでしょう。
自販機は一時撤収されたのですが、その後、近くの道の駅に再度設置されていました。週末は200食も出ているとか。やはりあの番組、地元でも相当話題になったみたい。
キャンピングカーでの日本一周旅では、この道の駅に必ず立ち寄らねば、と思っています。
ところであの番組の人気の秘密は何なのでしょう。いつも考えてしまいます。
おそらくは「視線の低さ」なのでしょうか。上から目線ではなく、市井の人々の言葉や感覚を大事に温めて編集している感じがします。いろんな人たちがいるんだなぁと素直に思えます。NHKさん、正しい解釈でしょ?
この番組でよく聞く言葉が「実はわたしガンなんです」。この言葉を聞くとギクリとなります。でも番組を引き締めているのは確かです。
ただこうした言葉の濫用は、ある一線を超えると辟易してしまいますね。
やはりNHKの番組で「ガイロク(街録)」がありますが、この番組はこうした「不幸な状況だけど負けずに頑張っている」言葉のオンパレード。そのせいか、何度か見ましたが最近あまり見なくなってしまいました。ファンの皆さん、すいません。
そういえば、「72時間」で取り上げられ、その後、テレビ東京のドラマにもなった「レンタルなんもしない人」。最近見ないけど、元気でやってられるのでしょうか。少し気になります。