どうも。旅するおやじ旅吉です。
歳を取ったなぁという思いを実感することがありました。
腰痛のため整形外科に行った時のこと。念のため後日MRIを受診することになったのですが、実は旅吉は閉所恐怖症気味なのです。10年ほど前に別のMRI検査を受けた時も軽くパニックになり、全身汗びっしょりになったことがありました。
そのことを担当技師に伝えると、それでは検査前に注射か飲み薬で恐怖心を取り除く必要がありますね、ということに。
看護師が出てきて「注射と薬のどちらにしますか」と聞かれたあたりから、「それは専門の方に決めてもらえたら‥。自分には判断できないので」と旅吉は多少苛立ち始めます。それでも30秒くらい迷った末、結局「では薬の方で」と旅吉が決めたました。
そこまでは問題はなかったのですが、会計を待っていると、今度は別の看護師がやってきて「MRIの前にお薬を飲まれるということですね?」とまた一から説明を求めるような質問を繰り出してきます。
旅吉にとっては閉所恐怖症という精神的な部分への対応なので、他の患者さんがたくさんいる中で説明を求められるのはさすがにきついと感じ、「先ほど話し合いをした通りです。注射ではなく薬ということにしました」とつっけんどんに返してしまいました。
その看護師さんは「すいません。同じ確認をしてしまって」と気まずそうに去っていかれました。
いかんなぁ、と反省しました。
割と大きい繁盛している病院なので、連係がうまく取れなかったのでしょう。あるいは必ず2人でダブルチェックしなくてはならないシステムなのかもしれません。
旅吉は社会生活において、苛立ったり、つっけんどんな返答をしたり、あまりしないし、そうしないように気をつけているのですが、最近時々、抑えがきかない時があります。歳のせいではないかと思っています。
たいした社会貢献はしてないのに何を偉そうにと、そのたびに後悔します。歳をとるごとに人間は成熟するというのは、世間一般に通用する感覚ではないのかもしれません。少なくとも旅吉には当てはまりません。
ただ正直なところ、病院内の仕事の分担も行き過ぎているような気もします。
例えば院外薬局で薬をもらう時、「どんな症状にお悩みですか」と確認されるのがとても苦になります。診察室で医師に症状を説明する分にはいいのですが、他の患者さんがたくさんいる狭い院外薬局で再度細かく病状の説明をするのは大変抵抗があります。
人の目を気にする旅吉としては苦行以外の何者でもありません。同じように感じている人も多いのではないのでしょうか。
以前は受診した病院の受付で薬をもらえたので楽でした。もちろん今でも時々、そういう病院はありますが、もう少ないですね。
写真は霧島神宮の御神木。旅吉もこんなに堂々と成熟したいものです。