どうも。旅するおやじ旅吉です。
先日の南九州の旅の帰り道、まだ通ったことのない国道219号線を利用しました。
西都市→東米良→西米良→県境→湯前町→人吉市、というルート。
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西都市から西米良にかけては、一ツ瀬川沿いを走る、まさに国道ならぬ酷道でした。
かなりトンネル工事が進んではいますが、それでもルートの半分以上は細い道がダム湖に沿って山肌をうねうね続き、電波も弱いためNHKラジオがかろうじて入るくらい。大相撲一月場所十四日目で優勝争いを聞き逃したくなくて、音量をめいっぱいあげ、どうにか聞けました。
まさかあんなに山深いとは。助手席だったら間違いなく酔ったな。なにしろ九州山地のど真ん中です。
昨年9月の台風の影響で何ヶ所も工事で片側通行。工事用信号の3分間待ちなど、ざら。対向車は全然いないのに。
ダム湖の水がかなり減っていて、そのせいか、台風の大雨で削り取られたらしい湖岸の様子が痛々しくて。
写真を撮れるような都合の良い場所がなく、ここで見せられないのが残念です。
県外ではあまり知られていないけど、台風被害はかなりのものだったようです。
下の写真は、下流の長谷ダムと、東米良にある一ノ瀬ダム。
ちなみに、西米良村の中心部から県境を越えて湯前町に至る道はかなり整備されていて、スイスイ進みます。
調べてみたところ、西米良は肥後の菊池氏の末裔が開いて治めた地で、おまけに江戸時代に人吉藩の領地だったらしく、明治の初期には一時期、人吉県の一部でした。
なので、いまでも宮崎より県境を越えて人吉球磨との交流が濃いとか。道路事情もその辺りが影響しているのでしょう。
まあそういう場所多いですよね。
熊本で言えば、荒尾市は福岡の大牟田市とほぼ一体な感じかあり、水俣市と鹿児島の出水市はかなり関係が深い。
境目はいろいろと興味深いです。