一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

俳句ちょっと良かった

どうも。旅するおやじ旅生です。

俳句の結果出ました。今回から点数の付け方が少し変わったせいで、一作品に高評価が集まることがなくなりました。

さて旅生の作品、少し復活の兆しが見えた感じがします。

 

①節分の裏木戸わずか開きにけり (2点)

②トンネルをいくつも抜けてしぐれけり( 2点)

③朝刊と一緒に届く寒の入 (3点)

④寡黙なる人の雄弁なる賀状  (6点)

⑤寒月薄れゆき子らの息白し  (0点)

 

④はパッと思いついた句。7人が出し合った今回の句会の中で2番目の得点でした。見て感じたままの句です。作為なし。それがよかったか。

実は本気で取り組んだ句は、①の裏木戸と⑤の寒月なのです。

特に⑤は、夜明けの時間帯に見た通学路の実際の風景を詠んだもの。有明の月が見事でした。ただ秋の季語になってしまうので、「寒月薄れゆく」と冬の季語で対応しました。でも伝わりにくかったと思います。どうにか伝えたくてあえて破調としましたが、功を奏さず。

①は散歩の途中、古い屋敷の裏木戸が少し開いていたのをヒントにしました。何故だか開放的な春に近い空気を感じたのです。それを節分という季語に掛けました。いい出来だと思いましたが、あまり評価得られず。

②は高速道路を人吉市方面にいくつもトンネルをくぐったところ、寒そうな人吉の町が現れたのを詠みました。よくありそうな句ではあります。ありきたりは避けたいところ。課題です。

③は朝刊を手にするときの冷たさを表現したのですが、伝わらなかったかなぁ。

 

まだまだ修行が足りませぬ。