旅吉です。
今回はシンガポールを紹介します。
まずはマリーナ・ベイ・サンズ。いまやシンガポールで一番有名な建物と言えるかも。
本物を目の前にするまでは気づかなかったけど、三つのビルを結んでいるブリッジは「船」をイメージしてたんだ。そうだったんだ。
ナショナルギャラリーの屋上近くから望む高層ビル街。ちょうど昼時にビル街を歩いたら、いろんな人種のいかにも優秀そうなビジネスマンがランチタイムを楽しんでいた。相当な年収を稼いでいるんだろうなと考えてしまう。
ナショナルギャラリーの屋上庭園。100年ほど前のコロニアル式建築をリノベして使っていた。歴史好き、美術好きはぜひとも訪問を。
近くにはほかにも昔の建物を利用した美術館、博物館がたくさん。地元の小学生が社会科見学に来ていた。みな賢そう。
シンガポール川沿いに続く、ボートキーというエリア。おしゃれな飲食店が並ぶ、シンガポールらしい町並み。
マリーナ・ベイ・サンズの裏手に広がるガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。暑い中、無理して昼間訪ねずに、夕暮れから夜にかけていくのが正解。ライトアップされ、ディズニーランドっぽい音と光のショーが展開される。
足元から見るマリーナ・ベイ・サンズ。やはり巨大建造物は度肝を抜いてくれる。
マレーシア同様、シンガポールも他民族国家。最も強烈だったのはインド人街。色彩感覚がすごい。良くも悪くも。くらっとする。現代美術っぽいとも言えそう。でもインド人の道行く人をじーっと見つめる感じ、ちょっと苦手です。中国人やマレー人より心が読みにくい。
アラブ人街はおしゃれだった。白人の方々が好みそうな町並み。
そしてチャイナタウン。夕方訪ねたのでホーカーセンター(再開発に伴い屋台街を建物内に収容した格好。主に複合ビルや雑居ビルの1~2階あたりに展開している)の店も軒並み閉店準備に余念がなかった。
シンガポールのチャイナタウンは家々がほぼ3階建て。マレーシアは2階建てだった。
シンガポールで唯一の世界遺産「ボタニック・ガーデン」。熱帯の植物が美しく、カフェ(というかレストラン)もおしゃれだった。白人女性がヨガをしている場面にやたらと出くわした。欧米人ってアジアにちょっとずれた幻想を抱いているんだろうな、とつくづく思う。
オーチャード通りの高島屋には紀伊國屋書店が入居していた。驚くことに日本人向けのコーナーが広々とあり、下の写真のように文庫本や雑誌が当たり前に販売されていた。まぁ考えてみればシンガポール在住の日本人は3万人あまり。日本でいえば地方の小都市の人口。こんな本屋があって当然だろう。ただ値段は本来の定価の2倍だった。ちなみにクアラルンプールでは伊勢丹の中に紀伊國屋書店があった。
マレーシアとシンガポールの違い。
シンガポールは東京をも大きく上回る近代的で豊かな街。よく言われるように清潔ではあるが、下町にいくと結構あちこちにゴミが散らかっていた。その点は日本が上かな。物価はかなり高い。円安の影響もあり、旅行にはそれなりの覚悟が必要。
一方、マレーシアはずっと田舎だった。クアラルンプールの発展ぶりは見事だったが、国全体で見ればまだ発展途上国に入るのかも。下町のあちこちに浮浪者や物乞いが上半身裸でかったるそうに寝そべっていた。さすがに怖い。物価は日本より安かった。
ブログに写真を載せてみてあらためて気づいたが、シンガポールの方が写真映えするなぁ。ただ「近々また行くならどっち」と聞かれたら、マレーシアと答えるだろう。未完成な感じがいいのかもしれない。