一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

図書館について思うこと

旅吉です。

全国あちこち回りながら、図書館に立ち寄ります。その土地の歴史や文化、観光地が理解できるし、WiFiが使えるのもうれしい。旅に疲れたら図書館が一番です。

でも差が激しいんですよね。図書館は。

主に市立図書館を訪ねることが多いけど、すごい情報量を発信している館もあれば、旧態依然とした運営をしている館もあります。

正直、その地域の文化レベルを見るようなな気がします。立派な図書館がある自治体は「きちんとした地域振興をしてるんだろうな」と思ってしまいます。

なぜなら、図書館って黙殺したとしても市民から最も苦情が出にくい施設だと思うわけです。市民の人気を得ようと思ったら、観光施設だとかスポーツ施設を充実させるのが得策と考える首長の方が多いはずです。

読書離れが激しいですよね。20世紀にはあちこちにあった町の本屋さんも、今はほとんどありません。悲しい限り。チェーン店ばかりです。もちろんそれはそれで悪いことではありません。でもなにか寂しい。

先日、富山県南砺市城端で昔ながらの町の本屋さん見かけ、文庫本を一冊購入しました。その本を見るたび、富山のことを思い出すことでしょう。また今日は、滋賀県長浜市木之本の古い町並みで2軒の本屋を見つけました。私設の小さな図書館もありました。駅前にある戦前の建物で運営しています。頑張ってほしいです。

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旅吉はどうしても本にこだわってしまいます。言うほど読書家でもないし、文学の良さを吟味できる能力もありません。ただの文化愛好家。それでも独自の取り組みをしている本屋や図書館に出会うとテンションが上がります。

ちなみに今まで巡った旅先で活動が盛んだなと思ったのが、新潟県長岡市の市立図書館(下の写真)。写真では小さく見えますが、実際はかなり大きな建物。すごく賑わってました。

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さっきまでいた滋賀県長浜市の市立図書館も立派でした。あれほどの情報発進力はなかなかないのでは。蔵書数も相当なものでした。市民に親しまれているなと感じました。

我が故郷の熊本でもTSUTAYAとタッグを組んだ公営図書館が登場したり、街中で若い人が古本屋を始めたり、嬉しい動きがあります。

旅吉もホントは本屋をやりたいのですが、なかなか人の気持ちをがっちりつかめず、自分好みの狭い分野にはまりこんでしまいがちなので、難しいでしょうね。