久しぶりに一気読みした。つい先日、直木賞を受賞した馳星周の「少年と犬」。直木賞だから読んだわけではなく、私が住む熊本も舞台になっていると知って、読みたくなった。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、さらっと書くが、犬が好きな人、旅が好きな人、時の流れを感じるのが好きな人、孤独を感じながら生きている人、には是非読んでほしい一冊。小説だけどロードムービー。もしかしたら近いうちに映画化されるかもしれない。
うちには今、二匹のトイプードルがいる。とんでもなく可愛いく、賢いが、以前飼っていたゴールデンレトリバーの方が「寄り添ってくれてる感」は強かった。この小説を読んでいて、ついつい5年前に死んでしまったゴールデンを思い出してしまった。
それにしてもゴールデンレトリバー、最近全く目にすることがなくなった。
子供の時によく見たチン、スピッツ、コリーなど全然見ることがないし、ミニチュアダックスフントさえ、目にする機会が減った。
主人公の多聞という犬はシェパードと和犬の雑種。
涙ボロボロ、頭がぼーっとなるくらい泣けます。小難しくもなく、何か新たな真理を掴めるわけではないが、おすすめです。