一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

早期退職5ヶ月目の感想

旅吉です。

この数カ月の記事を読みかしてみたら、ほとんどが旅の話。長旅をしたのだから当然こうなるのだろうが、ここまで車中泊の話が続くと自分で読んでてもうんざりする。

というわけで今回は、早期退職して4ヶ月あまり、どんな状況で暮らしているのか書いておこう。記録の意味も含め。

プラス面とマイナス面がある。まずはプラス面。

朝食がおいしい(前にも書いたかな)。言うまでもないが、仕事に行かなくていいから。食欲ばりばり。ジム(エニタイムフィットネス)にも通ってるので体重は増えない。

占いが気にならなくなった(いい歳して恥ずかしい限り)。

好きな時に出掛けて、好きな時に帰宅していい。好きな時に居眠りできる。昼間から酒飲んでも構わない。曜日に関係なく。ただ実際のところ昼間から飲んではいない。

愚痴をあまり言わなくなった。

長旅を2回経験して、旅がいかに素晴らしいものであるか改めて痛感した。

まだたくさんあるが、いざ書きだすとなかなか出てこない。

次にマイナス面。

常に倹約を意識している(ケチになった)。

家庭内でなんとなく立場の弱さを感じてしまう。

自分の支えだった知的好奇心が少し薄れ、読書三昧にはならず淡々と日々を送っている。その影響か、「やはり早めに働きだしたがいいのかな」と少しだけあせっている(この焦りが自滅への導火線)。

キャンピングカーによる長旅は、海外旅行並みの出費であることを再認識。安く抑えようとすれば、うらぶれた車中生活者にならざるを得ない。それなりの覚悟が必要だ。

 

マイナス面の方がスラスラと書けるのは、後ろ向きな性格ゆえだろう。相変わらず反省が得意なのである。

 

「後ろ向きな性格」で思い出したが、TBSの安住紳一郎アナウンサーが50歳を前に役員待遇に昇進した。すごい! 数年前に部次長から局次長待遇に2階級特進したばかりだったのに、あっという間に局長待遇を経て役員待遇。優秀な人物の出世物語はスカッとした気分になる。その後、必ず自分を卑下してしまうのだが。

安住アナウンサーの能力が顕著に現れるのは、人気ラジオ番組「日曜天国」だ。熊本でTBSラジオは聞けないので、10年ほど前からポッドキャストYouTubeを通して聴いている。かなりコアなファンだと自認している。 

この人の面白さは、「自分」あるいは「自分のこだわり」をとても大事にすることだと思う。それがどんな馬鹿げたものであっても。

得てして「わかる人だけわかればいい」という独善で終わってしまいがちな方向性ではあるが、そうならないのがこの人のすごいところなのだろう。昇進の記事では「自分は会社の(犬ではなく)猫であり続けた」と語っていた。社内のファクスは見ない、メールも返信しない、という「従順ではない社員」に徹したとか。

それでも「だれにも負けない量の仕事はやってきた」とラジオで語っていた。 

こうした自分自身を時には自虐も交えて語ってくれる。それがとんでもなく面白いのだ。

で、この前の北海道旅行で安住氏の故郷である十勝の芽室町に行ってきた。帯広市の西側に広がるベッドタウン

確か以前、ラジオの中のコメントからGoogle マップを使い実家の場所を特定できた記憶があるが、その情報もすっかり忘れてしまった。今回、芽室駅周辺や出身校である芽室中学校あたりをぐるっとひと回りするにとどまった。それでも「ここで安住は育ったんだ」と感慨深かった。

国道近くに広々とした公園があり、開拓前からあるカシワの巨木がたくさん残されていた。

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