一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

脳内年表をブラッシュアップ

どうも。旅するおやじ旅吉です。

どういうわけだか、趣味が高じてきているのか、その理由はよく分かりませんが、歳を取るごとに「日本の歴史」、さらに具体的に言えば「日本の年表」を常時、頭の中で更新しながら、ブラッシュアップ(この言葉あまり好きではありません)させています。変なヤツですね。大丈夫でしょうか。

自分の生まれた後とか明治以降とかではなく、古代から現在まで。

何回も書きましたように、1年半ほど前から古代史に興味を持ち、色々と読み漁ってきました(最近はちょっとさぼり気味)。なので高校の日本史の授業以来、放っておいた年表の古代部分に新たな情報がかなり書き込まれてきました。

この脳内年表は歴史関係の本を読む時に常に準備。例えば「継体天皇の軍が筑紫の君磐井と戦った」みたいな文章が出てくると、頭の中で6世紀初頭の部分の年表を確認しながら、読み進めます。それをしないと落ち着かない、というか面白くないのです。なんでも俯瞰するのが好きなんです。

ちなみにこの脳内年表、頭の中でカーブを繰り返しながら右から左へと流れる(なぜだか)ピンク色の帯になっています。カーブは世紀が変わるあたりが最もきつくなっています(自分の頭の中を説明するのは初めて)。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ながらまた同じことをやっています。

7月31日の回は北条と比企に挟まれ苦悩する源頼家が描かれていました。源平合戦は興味があるのですが、鎌倉幕府が開かれた後は、個人的にはノーマーク。年表はほぼ空白状態。ですので「これはいい機会」とばかりに毎回、脳内年表の整備を人知れずやっているわけです。

こういう人のことを世間では「オタク」というのかもしれません。

最近面白いことに気づきました。

中学高校生の頃に夏目漱石を読んだ時、小説が展開される世界がそんなに昔とは捉えていなかったのですが、脳内年表の構築が進んだせいか、今読むと「今の世の中とは明らかに違う、かなり昔の世界」と感じます。

まぁ、この40年でだいぶ世の中の雰囲気も変わりましたからね。そのせいかもしれせん。

いわゆる「前向きな人」「いまを元気に生きる人」にはこんな「年表作成」など無関係でしょうね。うらやましい気もしますし、逆に少しだけ誇らしくもあります。

ただ、せっかくなので何かしらアウトプットできる手段があれば、とも思います。

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山口県角島の灯台です。