どうも。旅するおやじ旅生です。
新企画を考えました。時々ですが、自分で自分に悩み相談というのをやってみようと思います。
社会人になり30年あまり。何の実績もありませんが、「心の垢」だけはたまりにたまり、なかなか拭い去れません。そこで心の中を掃除するためにチャレンジしてみようかと。ただ自分で自分に相談するのでは都合のいい質問ばかりになるので、もし興味を持たれる方がいらっしゃったら、相談事を投げかけてもらえれば、励みになります。回答できない場合は、正直に白旗を上げます。旅生は正直さが取り柄です。
では第一段。
【質問】
毎朝、会社に行くのが辛くて堪らないんですが‥。
【回答】
旅生も同じです。特に目覚めが悪かったりすると、会社での辛いシーンが何故だか思い出され、それから鬱々と「会社に行きたくない。嫌なことがあるに違いない」と考え、また布団に入ろうかと考えてしまいます。
ただ最近思うのです。
朝の鬱々とした感情は実は体と連動しているのではないかと。
例えば「いつもより睡眠時間が長かった」「寝る前に飲み過ぎて胃腸の調子が悪い」などなど。こういうのは癖になります。朝の憂鬱さは精神的な部分に原因を求めてしまいがちなのですが、実は体の不調に大きな原因があるのではないかと思い始めています。
以前2年間、単身赴任していた時、どうしたきっかけか忘れましたが、早起きして毎日30分〜1時間ほど散歩する癖がついていました。途中の神社では必ずお参りをし、綺麗な水が湧いている手水舎で顔まで洗っていました。冬場などは歩き終えてもまだ夜明け前、なんていうこともありましたが、何だかとても気分が良く、朝の鬱々とは無縁な2年間でした。
ところが最近は早起き癖がなくなり、以前通り、惰眠を貪る「寝坊助」になってしまいました。途端に「会社行きたくない癖」が再発しています。
以前、インプットとアウトプットのバランスの大事さを書いたことがあります。精神的に落ち込みがち人はインプット過多になっていて(本、テレビ、ネット、雑誌からの情報収集)、消化不良になっているのではないかと思います。そんな人々は「体を動かす、楽器や芸術活動など何かの趣味に没頭する」などのアウトプット的活動をすることで、心を整えるべきなのです。朝から「会社に行きたくない」と感じている人は「情報消化不良」になっている人に多いのかもしれません。なので、まずは早起きして体を動かすことです。
私が好きなドラマ「あまちゃん」で印象的な場面があります。遠洋漁業の船乗りであるおじいちゃんは漁に出る前になると決まって「もう漁に出ない」と駄々をこねますが、結局は嫌々ながら船に乗るのです。じいちゃんはある時あまちゃんに「海に出たらなんてことねえんだよ。出るまでが辛いんだ」と漏らします。「あー、みんな一緒なんだなぁ」と思った次第です。ちょっと安心しました。
最近好きな言葉に「パフォーマンスを上げる」というのがあります。以前は「何なんだ、パフォーマンスって。日本語で言えよ」と思っていましたが、今では「自分の持っている能力や個性を最大限に活かす」と解釈しています。自分も含め誰かを批判するわけでなく、それどころか、自分の能力というものを認めた上での言葉のようで、いいなと思います。
熊本弁で言うと「ぼーっとしとらんで、しっかせんや(しっかりしろよ)」となり、否定的な響きになりますが、言われた相手も辛いだけです。「パフォーマンスを上げるぞ」となるとやる気になりそうです。言葉は大事だと痛感しています。
朝、目覚めたばかりのパフォーマンスが落ちた状態で、昼間のパフォーマンスが上がった状態のことを考えると、不安になるのは当たり前かもしれません。それより健康的にパフォーマンスを上げる作業に入ったが、利口のような気がします。自分のパフォーマンスを信じましょう。