一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

関東より関西が面白いYouTube

どうも。旅するおやじ旅生です。

今年の春、キャンピングカー選びの参考にするため、YouTubeで「車中泊」「キャンピングカー」を検索して手当たり次第に番組を見ていました。

半年前まで、「若い人たちはテレビを見ずにYouTubeを見ているらしいが、何だよそれ。意味分からん」と思っていました。しかしこの春以降、確かにテレビよりYouTubeを見るようになってしまった自分がいます。

ゆるゆるにも関わらず専門性が高く、自分の感性だけを頼りに番組を作っているのが、すごく面白いのです。例えれば人気が出る前の80年代初頭のフジテレビ、最近で言えば、社会の空気など気にせずに我が道を進むテレビ東京っぽいとでも言うのでしょうか。

いくつもチャンネルを登録しているのですが、よくよく分析してみると、ある法則を発見しました。なぜだか関西のYouTuberが作っている番組が関東系よりずっと面白いのです。

なぜなのか。

テンポがいい。格好つけてない。情報が多い。作り込み過ぎていない。開けっ広げ。

そのあたりに理由がありそうです。

下の写真は旅生お気に入りの「ぼん旅」のワンシーン。大阪弁丸出しでまるで飾りっ気なしの女性「いづ」とその彼氏が車中泊に関するいろんな企画に挑戦します。最近では、彼氏の発案で100時間内での九州一周に「いづ」が挑戦しました。大阪からフェリーで別府に到着。宮崎、鹿児島、熊本、佐賀、長崎に点在する彼氏指定の道の駅をめぐり、福岡の宗像大社近くの道の駅にゴールすると言う企画でした。

この「いづ」さん、車中泊の挑戦をする割には地理的な知識はほぼなく、しばしば右と左さえ間違うくらいのボケキャラですが、そこが何ともいい感じなのです。こんな彼女がいて彼氏さんは幸せだろうなと思っています。

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一方、役に立つと言えば、以前も紹介した「クーピーチャンネル」。大阪で音楽系の仕事をしているらしい40代前半のクーピーさんが「どうしたら快適な車中泊ができるか」をいろんな商品を実際に試して、いい所も悪い所も隠すことなく紹介してくれます。

役に立つ上、見た目も口調も穏やかなので、飽きることがありません。登録者数が22万人を超えているのも納得です。以前、久留米市のキャンピングカーショーにゲスト出演したので、妻と見に行きました。その時の様子は以下の記事に書いています。

noaema1963.hatenablog.com

伊勢志摩周辺で釣りと車中泊を絡めた番組作りをしている「ちぬ子」もいいですね。「クーピーチャンネル」を超える登録者数。美人で癒し系で、いい感じに無邪気で不器用。いったいどんな人なのだろう、とネットでだいぶ調べましたが、分かりませんでした。独身じゃなさそうな雰囲気あり。どんな旦那さんがいるんでしょうか。気になります。

ところで関東系のYouTuberに目を向けてみると。

あまりにも雰囲気を重視し過ぎちゃ〜いませんか? ドローンなどバッチリ使って、バックミュージックも緩やかでおしゃれなアメリカ系のロック。出演者は言葉少なで、間を大切にしています。そして小犬。うちもトイプードルを2匹飼ってはいますが、あそこまでかっこよさ演出の小道具に使っちゃダメでしょ、と言いたくなります。

もちろん関東系でも面白いチャンネルありますよ。金に糸目をつけずにトイファクトリーで全国を巡る「MIHO氏TV!」、テンポのいい会話で飽きさせない「旅するドキュメンタリー」などなど。

この関東と関西の違い、NHKの朝ドラにも共通して見えるような気がします。

関東はしっとりして映像の完成度が高く、光の扱い方なども見事。今の「おかえりモネ」などその典型と言えるのではないでしょうか。 でも関西系の「ひたすらしゃべくり倒す」はちゃめちゃ感はないんですよね〜。おそらくセリフの量を比べたら関東と関西、かなりの違いがあるのではないかと思ってしまいます。

個人的には関東の最高の成功作は「あまちゃん」であり、関西は「まんぷく」だと思っています。お、そういえば両方とも平仮名。ちなみに最高位は「あまちゃん」です。何度も何度も見直しました。あの朝ドラの面白さ、まさに奇跡と言っていいでしょう。旅生にとっては「男はつらいよ」「新選組!」に続く忘れられないシリーズなのです。