一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

一泊だけの車中泊in霧島

旅吉です。

北海道から帰り着いてはや1ヶ月。振り返るたびに「素晴らしい旅だった」と思いを新たにするばかりである。

BSで北海道を舞台にした旅番組があると、必ず見ている。「ここ行ったよ。行った、行った」とテンションが上がるが、家族はあまり興味を示さない。4月に生まれた孫に意識が集中しているので、仕方ないといえば仕方ない。

キャンピングカーの「ぷー介」も本来の出番がなく、コンビニに行ったり、図書館に行ったり、ジムに行ったり、の日常生活にこき使われている。

確かに車中泊ができる気温ではない。酷暑が続き、テレビでは外出を控えるよう呼び掛けている。

ただ、健康に問題のない60歳無職の男(旅吉のこと)が、エアコンの効いた部屋で、孫の世話や読書や昼寝に一日を費やして満足できるかというと、そんなわけがない。

「それなら働けば」と言われそうだが、安易に仕事にすがりついても決していいことはない(雇う会社もないはず)。ここは慎重に。使い古された人生のシナリオは捨てて、新たな展開を模索したい。

気分を整えるため、久しぶりに一泊だけの車中泊に出た。真夏の車中泊がいかなるものか、知るためにも。

場所は霧島。えひの高原を散策し、硫黄谷温泉で巨大な庭園風呂(1200円。その価値あり。おすすめ)に浸かって、近くの道の駅にたどり着いた。標高500メートルちょっと。そんなに高い地点ではないけど、結構涼しい。ひぐらしが鳴いている。車中泊に十分な環境だ。今のところ。

それにしても九州では森の中を散策する際、クマに用心しなくていいから楽だ。北海道ではクマよけの鈴を鳴らしたり、スマホで音楽流したり、それなりに緊張していた。それもいい思い出である。

写真はえびの高原。

f:id:noaema1963:20230726192203j:image