一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

渡来人が漂着した浜辺

どうも。旅するおやじ旅吉です。

今週もやってしまいました。日帰り強行旅。

熊本市から片道250キロの山口県角島まで、妻と愛犬と一緒に往復500キロ、車を走らせました。

 

1週間前の延岡・佐伯日帰りドライブは全行程300キロ。ここ最近の遊興費は全て燃料代に消えています。大切な趣味とはいえ、今のご時世からするとあまり感心しないという向きもあるのかもしれません。

それにしても角島はきれいでした。角島大橋も海も浜辺も灯台も。旅吉は5年ぶりでしたが、何度来ても「はるばる果てまでやって来たなぁ」という感慨にふけってしまいます。

 

英国人の建てた灯台夏空にすらり

碧と青わけるゴチック体の水平線

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角島大橋の手前にある土井ヶ浜の人類学ミュージアムにも行ってきました。

土井ヶ浜遺跡では、保存状態のいい弥生人の骨が300体以上発掘されています。頭蓋骨の形などが、中国山東省の遺跡から出た人骨に極めて近い特徴を持っているとされ、在来日本人(縄文人)との混血が進む前の渡来人の姿を知る上で、大変貴重とされています。

発見された時の状態をレプリカで再現しています。全員、西の方角(大陸と繋がる海の方角)に向けて埋葬してあったそうです。やはり故国が恋しかったのでしょうか。

古代人にとって土井ヶ浜は国境に面した場所だったみたい。改めてこのあたりが「西の果て」だったことを痛感しました。

 

弥生の骸みな西の海を向く

 

深夜11時半に自宅に到着。さすがに今回は疲れました。