一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

天主堂で心洗われる

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どうも。旅するおやじ旅生です。

教会や寺院が好きです。

海外に行く時は心行くまで大聖堂を見て回ります。カトリック教会の厳かな雰囲気もいいし、東方教会のちょっと田舎臭いゴテゴテ感(真言密教と共通した匂いを感じます)もグッと来ます。

日本では西本願寺や東寺の巨大さ、なんとも言えません。

たぶん大規模建造物が好きなんでしょう。だからと言って高層ビルが好きなわけではなく、どちらかというと、ビルの合間にある小さな歴史建造物が気になったりします。

先日訪ねた天草は祈りの島とも言われます。

江戸期を通して密かにキリスト教が守り続けられた影響で、天草西海岸には二つの天主堂があります。

崎津天主堂と大江天主堂。禁教が解かれた明治以降に建てられた教会です。

先週末の早朝、崎津天主堂の近くを散策した後、車で10分ほどの大江天主堂に向かいました。

丘の上の小さな木造の天主堂ですが、中にはだれもおらず、まさに静寂の空間。冷え切った空気が敬虔な思いを高めてくれます。

椅子に座って広々とした天主堂の中を見回すと肩の力がすーっと抜けて、思わず「はぁー」とため息をついてしまいました。

その時、10メートルほど先に人の気配。

修道女が一人、身を屈めるようにして聖書を読んでいらっしゃいました。

だれもいないと思っていたので、ちょっとびっくりしました。

15分ほどボーっとして外へ。

山茶花や椿がささやかに咲いていました。

心が洗われたなぁ。で、俳句作りました。

 

春時雨白く小さなマリア像

椿咲く手のひらほどの教会堂
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