一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

名月に何も浮かばず

どうも。旅するおやじ旅吉です。

9月10日は十五夜でした。せっかくなら標高の高い場所でクリアな名月を見てみようと、阿蘇車中泊をすることに。ちなみに一人です。

熊本市の残暑の厳しさから逃げたい思いもありました。

阿蘇五岳の一つである杵島岳の中腹。いい感じのトイレ付き駐車場があったので、ここで車中泊することに。スマホのアプリで計測すると標高は800メートルほど。先に来た車中泊らしき車も2台もいたので、何かあっても大丈夫そうです。

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夜7時頃到着。しばらくぼんやりしていると「あれ、外が妙にはっきり見える。目が慣れてきたせいかな」と思ったら、満月が杵島岳の上に顔を出していました。

「どれ、月の光を浴びて時を過ごすか。きっといい俳句が思い浮かぶだろう」と椅子を出して名月に対峙。でもだめですね。なにも浮かびません。

ところで旅吉が見た一番印象に残る月。それは以前記事に書いたフィンランド旅行の帰り、飛行機の中から見た月でした。

この時の帰路はほとんど夜間飛行でしたので、窓は閉めていました。

ちょうどロシアの真ん中あたりを飛んでいた時、ふと気付くと、窓の透き間から光が。「なんだろう」と思って全開すると、とんでもなく明るい月がありました。

例えれば通常の月と太陽の間ほど。まさに煌々としています。上空1万メートルほどなので、光を弱める障害がなにもないせいでしょうか。

あの月は忘れられません。

月も涼しげですが、旅吉は女性のくるぶしに涼しさを感じてしまいます。

 

くるぶしの涼しげ京の禅寺や

 

また句会の締め切りが近づいてきました。