一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

六甲山歩いて下り脚ガクガク

どうも。旅するおやじ旅吉です。

夏の終わりのおやじ関西一人旅、第三弾は初めての六甲山です。

関西と言えば六甲山は欠かせないのでは? 大阪の大学を出た妻からそう聞いたような気がします。阪神の応援歌にも出てくるし。

それならケーブルカーで登ろうではないか、とJR六甲道で降りて、神戸大学の横を通り(実は約40年前、受験に来たことあり。懐かしい)、ケーブルカー駅に着いたら、なんと車両整備で運休中。

代わりにバスで展望台へ向かうも、あまりの急カーブの連続で軽く車酔いしてしまいました。思ってた以上に急峻な山なのです。

前にも佐世保を訪ねた時に書いた通り、天然の良港には眺めのいい展望所がつきもの。急峻な山々と同様、海底も急激な傾斜(釣り用語で「どん深」といいます)があるため浚渫の必要がなく、良港に恵まれます。

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展望台からの景色は予想通り素晴らしいものでした。俯瞰好きの旅吉にはうってつけ。地図通りの姿なのです。もう少し晴れていればまだ遠くまで見れたのでしょうが。

上の写真は三ノ宮方面。下の写真は大阪方面です。

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標高700メートル超。気温は20度を下回り、半袖ではかなり厳しい感じ。ちなみにこの日は平野部も午前中はあまり暑くありませんでした。

展望台には無線マニアが何人か集い、岸和田だの、明石だの、いろんな場所のマニアたちと交信していました。妙に口が回る人たちだなと感心しました。

さて問題は帰り道。もう車酔いしたくないので、歩いて下ることに。念のため地元民らしき人に「こんな格好で大丈夫ですか?」と確認すると、ささっと全身を見回し、「まぁ大丈夫と思います」との返事。

ということで、登山道を下り始めました。

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ところが麓までの標高差は約500メートル。考えてみてください。それを1時間で下り切るわけです。正直、相当なきつさでした。

下っても下っても延々と下り道が続きます。それもかなりの傾斜。スタート地点では蝉の声などまるで聞こえませんでしたが、中腹から蝉時雨となりました。
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上の写真は登山道の一番下あたり。マンションや福祉施設が建て込んだエリアでした。ここでも標高が200メートルほどあるので、なかなかの風景。ガクガクになった脚でとうにかバス停まで辿り着きました。

時計を見ると確かに展望所をスタートして1時間ほど。しかしこれほど過酷な1時間はあまり経験したことがありません。5日たった今も筋肉痛は完治せず。

帰りのバスから神戸大学を見ながら「ここに通ってたら、また違う人生だったかな」と思いを巡らす旅吉。LINEで妻にそう語りかけたら「どうだろう。一緒じゃない」と返ってきました。

せっかくなので初めて乗った阪急電車で三ノ宮へ。茶色のクラシックな車体が魅力的ですね。元町の中華街まで散策して昼飯食べました。日曜日だったこともあり、中華街はかなりの賑わいでした。

面白かったのが、隣の席にいた理系の大学生っぽい若者。20分ほどメニュー選択に迷い、中国人の店員からちょっと呆れられていました。その割には食べるのが早く、あっという間に食べ終わって店を出て行きました。