一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

やがて私は旅に出ます

どうも。旅するおやじ旅吉です。

早期退職してやがて1週間が経ちます。淡々と静かな日々を送っています。

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今朝、近所に住んでいる元同僚とばったり出くわしました。退職したとはいえ6日ぶりなのでお互い「懐かしい」という感覚はまだ湧かず、「知り合いといつもと違う場所で顔を合わせた」気恥ずかしさというか新鮮さが先行した感じでした。

この同僚は大学で古代史(考古学ではなく文献史学)を専攻したので、熊本の古代史について色々と教えてもらいました。

旅吉としては親密さを感じていたので、退職の理由を聞かれた際も、「日本各地をめぐる旅に出て、各地の歴史や文化を肌で感じたい。早期退職は前から考えていたので、1年残すけど退職を決めた」と正直に話しました。この男だったら誤解することなく、そして無責任に言いふらすこともなく、理解してくれると感じたからです。

短い会話ではあったものの、こちらの思いをきちんと受け止めてくれた感じがしました。「そのうち○○地区(旅吉たちの住むエリア)の歴史研究会でも作ろうよ」と言ったら、「いいですね〜」と御愛想ではない即答が返ってきました。

思えば、早期退職が公になった段階で、旅吉はどの人たちを本当に信用していたのか、どういう人たちを苦手としていたのか、自分でもよく分かりました。この同僚との退職前のやりとりは「最もうまく語り合えた」中の一つでした。

で、日本各地を巡る旅の「春編」に近々旅立ちます。

約1ヶ月ほどをイメージしています。これほどの長旅は生まれて初めて。ちなみにこれまでの最長は大学の卒業旅行で行った欧州3週間でした。もちろん体調を崩したりした場合は期間を短めて帰ってきます。

放浪エリアは関西〜関東です。特に旅吉にとって学生時代から「旅の聖地」である信州には重きを置く予定。もう雪も解けているだろうから、多少寒さが振り返しても、問題なく車の旅を展開できるのではないかと考えています。以前書いた信州への思いは以下の記事で。

noaema1963.hatenablog.com

前回のブログで書いたサイクルキャリアの取り付けは業者さんの都合で間に合わず、今回は自転車を持っていくことを諦めました。仕方ないですね。焦って不完全な取り付けをしたら事故を招きます。

そして旅半ばでは東京に出向き、エレファントカシマシのコンサートへ。最近は宮本浩次のソロ活動がメインになっていたのですが、この春は結成35年を記念したエレカシとしてのツアーが展開されます。昨年4月に熊本市で見た宮本のソロコンサートは観客の年齢層の高さに驚かされました。エレカシの、それも東京のコンサートは果たしてどんなものなのか、気になります。昨年の宮本ライブの記事は以下の通りです。

noaema1963.hatenablog.com

ただ今回の長旅に関しては、何をテーマにするのかが明確になっておらず、その点が気掛かり。歴史なのか、自然なのか、地理・景観なのか‥。もちろん全部を追い求めても問題はないのですが、テーマを絞り込み切れないまま「とにかく行ける所まで行こう」と距離ばかりを稼ぐのだけは避けたいと思います。「訪ねた土地にすっかり愛着を持ってしまった」「こんないい町があったんだ」というくらい、腰の座った旅にしたい、と。

キャンピングカーの中からひとまず荷物を出して、本当に必要なものだけ持っていこうと準備を進めています。随時、このブログで報告します。

考えてみるとこの「一人旅おやじがゆく」は3年間にわたる序章がようやく終わり、いよいよ第1章に入るのかなという気がします。なんてね。