一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

積丹ブルーの向こうはウラジオ

旅吉です。

小樽から積丹半島の写真をアップします。

小樽はおそらく、全国で唯一、日本の近代建築が固まって残っている場所と言っていいのではないか。以前は、東京駅近くの丸の内にたくさん残っていてロンドンっぽい雰囲気が漂っていたものの、最近では高いビルばかりになりニューヨークぽくなった。

日本の大規模な近代建築が最も完全な形で残っているのは、実は台湾である。現地の方々には頭が下がる。日本人がスクラップ&ビルドを繰り返してしている間にも、ブレることなく大切に残してくれた。約4年前、ブログを開いて一番最初に書いた記事です。気合を入れて書いているので、よろしければ読んでください。

 

noaema1963.hatenablog.com

 

話は戻って小樽。いずれも小さなビルが多いけど、やはり明治~昭和初期の建物は品があっていいな。

その一つが似鳥美術館。ご存じニトリが運営している。お宝鑑定団でその存在を初めて知ったとき、意外な感じさえしたが、実際に訪ねてみるとその多彩な収蔵品の数々にさらに驚かされた。伊藤若冲横山大観岸田劉生などの日本の絵画が特に豊富。ステンドグラスの展示もすごい。建物は以前、北海道拓殖銀行の小樽支店として使われていた。

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日銀の旧小樽支店は、日銀や小樽の歴史についての資料館になっている。格式の高さを感じる。

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港町ならではの坂道も美しい。

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積丹半島。前半の夕景は積丹岬。近くのだれもいない駐車場で車中泊をした。ところが余市のスーパーで買った揚げ物がよくなかったのか、深夜まで車とトイレを往復して大変だった。さらに早朝4時くらいに岬を舞台にしたCMの撮影隊がやってきてうるさいのなんの。結局3~4時間しか寝れなかった。


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朝からもう一つの岬である神威岬へ。こちらの方が観光客が多い。駐車場から1キロ以上、岬へと続く尾根道を歩く。天気もよく素晴らしい景色。積丹ブルーと呼ばれる海の色が美しすぎる。摩周湖の青と少し似ている。
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この後、積丹半島西岸から岩内、長万部、八雲を通って、函館方面へ。その数日後、八雲ではトラックとバスが正面衝突して5人が死亡する凄惨な事故があった。確かにあのあたり、交通量が多い割にはどの車もかなりスピードをだしていて、危険な個所ではあった。

北海道は道幅が広いうえ信号の少ない直線道路が続くので、注意が必要。旅吉は70キロ以上は出さずに、なるべく後続車を抜かせるようにした。特に集落に入るあたりは速度制限が変わるので、警察の取り締まりが多いみたいです。