一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

いつもとは違う感じの年明け

どうも。旅するおやじ旅吉です。

年が明けました。例年通り、初詣に行ったり、箱根駅伝を見たり、帰省客で混み合った日帰り温泉に行ったり。でも何かが違う。そう春には1年早く早期退職をしてしまうから。常にそのことを意識してしまう今日この頃なのであります。

初詣に行って同年輩を見ては「この人はまだ定年前かな? 俺が『実は早期退職するんですが、どう思いますか』と聞いたらどう答えるだろう」と妄想。箱根駅伝の中継点で倒れ込む選手を見ては「自分の会社生活でここまで全力を使い切ったことが果たしてあっただろうか」と考えてしまう始末。

たった1年の早期退職にもかかわらず、あまりにそのことを意識し過ぎ。もっと夢を持ちんしゃい(どこの方言だ)。自分が好きで選んだ道じゃけん(広島か)。

全くもって困ったもんだ。九州一の自意識過剰チャンピオンです。

もうすぐ孫が生まれるというのに。

そう、旅吉の退職に合わせるように、孫が生まれるのです。

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男の子であることはすでに判明しています。実は旅吉の親戚関係を見ると、男性の数が少ないのです。子供は二人とも娘。妻の父親はずっと以前に死亡。娘の旦那の父親もかなり以前に死亡。そんな中で生まれる男の子。どんな感じで接したらいいのか戸惑いそうです。

ただ娘は東京在住なので、出産は熊本でしますが、おそらく3ヶ月もしたら東京に戻ることでしょう。東京に帰る時、不安に苛まれて娘は空港で涙ぐむんだろうなぁ。産休と育休が終わったら、保育園に子供を預けて職場に復帰するのでしょう。大変そう。

旅吉が社会に出た1980年代後半、男女雇用機会均等法が登場したものの、多くの女性が「結婚までの腰掛け」で仕事をしている最後の時代でした。でも結果的に女性にとって結婚、出産へのハードルが今より低かったのかもしれません。

その恩恵を受けるように旅吉のようなモテない男も滑り込みセーフで結婚できた最後の時代であったとも言えます。

今の若者を見ていると、合コンや出会い系アプリが活況を呈し、その影響で心の中にある「結婚相手と認める合格ライン」が日増しに上昇しているような気もします。「いやいや、まだほかにいい相手がいる」という感覚。当然そうなるでしょう。情報量が多過ぎです。

自信を持って言えるのは「自分がいま適齢期だったら、結婚はかなり難しかったのでは」ということ。

1990年前後。「便利な世の中になったなぁ」とみなバブルを謳歌していましたが、今に比べたら情報量は極々限られていて、「適当な相手がいたら早々に結婚を」なんていう昔ながらの価値観もまだまだ生きていたからこそ、旅吉だけではなく、どうにか滑り込めた結婚もかなりあったと思います。

それにしても、大手企業の出世競争並みに厳しい状況になっていますよね、今の結婚への道のりとその後の暮らし。

「じゃあ、どうすればいい」と言われてもなんとも答えようはないですが‥。