一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

【古い町巡り②=八女市八女福島】江戸時代の繁栄しっかり伝わる

旅吉です。

重要伝統的建造物群保存地区の第二弾。福岡県八女市の福島地区を紹介します。

八女市八女福島

関ヶ原の戦いで活躍した田中吉政が戦後、筑後地方の領主になり、八女福島地区に築城したが、一国一城令により廃城となった。しかし町人地は山産物を扱う商家町として発展。今でも提灯・仏壇等の伝統工芸が盛んだ。

保存地区は町人地のほぼ全域にあたり、短冊型の敷地割りとともに城下町としての街路構成をよく残している。道路に面して主屋、その背後に中庭、離れ座敷、土蔵が建てられ、江戸後期以降には、居蔵造(いぐらづくり)と呼ばれる耐火性の高い白壁土蔵造りの町家が建られるようになり、現在の八女福島地区の景観の原型が形成された。

以上、文化庁のHPから簡単にまとめてみた。

旅吉の地元熊本市から50キロほどしか離れていない町なのに、なんとなく訪ねる機会が少なかった。でも改めて歩くと、他の古い町に比べ、一軒一軒の建物ががっしりと大きく、江戸~昭和期の繁栄をしっかりととどめている。古い建物は通常、1階より2階部分が小さいものだが、このあたりの建物は1階と2階がほぼ同じ大きさ。下の写真を見てもらうとよくわかると思う。

平成の中ごろに重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定され、移住者や古い建物をリノベしての出店者が増えたとか。確かに古民家カフェなどが目立つ。歩いて1~2時間もあれば十分に回れる。f:id:noaema1963:20230731101052j:image
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スクラップ&ビルドが激しい福岡・熊本地域には珍しく雅な雰囲気。あまり大々的に観光PRしているわけではないので、観光客の姿は少ない。その分、ゆっくりとじっくりと古い町並みを散策できる。

おすすめ度★★★☆☆