最近は神社仏閣の御朱印が人気である。
私などは三十代の頃から地道に地味に四国でお遍路の真似事をやった関係で、その度、掛け軸に御朱印を書いてもらい、御朱印に関しては20年に及ぶベテランである。お遍路さんの記事は「お遍路の御朱印なかなか集まらず」を読んでみてください。
御朱印についてはお遍路以降はほぼ集めることはなかったが、妻が5年ほど前から誰に影響されたのか、地元の神社仏閣を中心に御朱印集めを始めた。
初めは無関心を決め込んでいた私も、いろんな特徴のある御朱印を見ているうちに「ほほ〜なかなか面白いなぁ」と結局、再開してしまった。ただお遍路の時のような掛け軸ではなく、御朱印帳に集める形式。
やり始めたらハマってしまった。スタンプラリーというわけではないが、旅に勢いがつく。ただ、出発の際に御朱印帳の持参を忘れがち。「しまった。新しく買うか」となる。というわけで、御朱印帳は3冊持っている。
1冊目は3年前、一人で北陸を巡った際、敦賀の気比神社で購入。福井、石川、富山と回った際、数カ所で御朱印を集めた。
2冊目は、まだ1冊目が最後のページまで行き着いてない2年前の夏、一人で山陰地方を巡った時、津和野の太皷谷稲成神社で買った。この時の旅では、石見の物部神社、出雲大社など各地の一之宮の御朱印を集めた。
3冊目は親と一緒に、伊勢→京都→滋賀を巡った時に、大津市の建場大社で購入した。木製の変わり種の御朱印帳である。
3年間で数十箇所の御朱印が集まった。
その中で一番かっこいいのが、北九州の門司区にある和布刈神社。関門トンネル歩道の出口で、関門橋の真下にある。
品がいい。通常の御朱印の倍の大きさ。そよ風が吹いてくるような御朱印である。
意外によかったのが、つい先日まで住んでいた八代市の八代宮。趣あり。その左は大分市の柞原八幡宮。これも端正。
中には、驚くほど下手な文字の御朱印もある。以前、官幣大社だったような有名な神社の御朱印が意外に「あれ?」と思ったりする。
御朱印を集めている人は結構多くて、場所によっては10分くらい並ぶことも。
それにしても、コロナ感染の広がり、どうにかならないものか。なんとなく憂鬱で、ブログ執筆や俳句作りをする気分の盛り上がりがない。気が乗らない感じだ。このブログも少し書いては保存を繰り返し、ようやくここまで書いた次第である。