一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

M-1見た。敗者復活戦から。

旅するおやじ旅生です。

M-1今年も見た。それも敗者復活戦から。好きだね〜と我ながら思う。

旅生が住む熊本から「からし蓮根」が昨年は決勝に進出したが、今回は敗者復活戦で5位に終わった。残念だが、仕方ないだろう。まだ爆発力に欠けるような。熊本弁、関西弁、標準語の混在も気になる。内輪受け的な笑みも個人的にはいかがかなと。ただこれは意見が分かれるだろう。中川家でもしばしば見られるし。

さて決勝戦。敗者復活戦からは「インディアンス」が勝ち上がった。順当だと思った。しかし出番は一番手。かなり不利。なにしろ場が温まってない状態での「その日の基準」にしかならず、どんなに良くてもその後、抜かれる。

ネタは「真面目に見られるが、以前はヤンキーだった」という話を発展させた。テンポも良く、尖りすぎてもなく、破綻なし。よく頑張ったと思う。旅生好みの漫才だった。しかし予想通り、ズルズルと順位は下がり、最終決戦圏外に。

結局最終3組に残ったのは「おいでやすこが」「マヂカルラブリー」「見取り図」。今回、前回のミルクボーイのようにずば抜けた存在がなかったような気がする。

3組には残らなかったが、個人的には「錦鯉」のパチンコネタは笑えた。ただこれは旅生がパチンコ好きだからこそ面白く感じたのかも。パチンコしない人には面白さが今ひとつ伝わらなかったかも。審査員の指摘通り、ひたすら馬鹿馬鹿しいのがこのコンビの良さだろう。

ウエストランド」の自虐ネタも面白かった。以前、上沼恵美子が別の漫才師に「自虐ネタは結局ダメ。それくらい分からんのか」と言っていたので、こりゃダメかなと思っていたら、やはり点数が伸びなかった。

どうも旅生が感じる面白さは、M-1で必要とされる面白さと少しずれる。舞台を乗っ取るくらいの攻撃的な漫才なのだろうか、M-1で大事なのは。よく分からない。

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で、優勝はマヂカルラブリー。写真はテレビ画面を撮影したもの。

野田クリスタルがとにかくダイナミックに動き回るシュールな漫才。ん、なんとなく既視感。考えてみると爆笑問題に似ていなくもない。動き回り方が。ただ太田のような理屈臭さはないかな。太田は場合、最初の数秒。動き回るの。野田クリスタルは最後まで動き続けた。面白いのかどうか、正直不明。

気になるのは、つっこみの村上に存在感がなく、覚えにくいこと。セットで印象に残らないと人気漫才師になれない気がする。ネットで見たら、村上の趣味は読者とか。今後、どう展開していくか楽しみではある。

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放映後、GYAOで放送された反省会の一コマ。よく見るといずれの審査員も点数の幅が思ったより小さい。それとも今回はドングリの背比べだったということか?

審査員が点数をつける時、妙に真剣な顔になるのが笑える。分からないじゃないが、なんか変。M-1絶対主義も行き過ぎるとおかしい。