一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

お盆の俳句を作るつもりが。

どうも。旅するおやじ旅生です。

そろそろ今月もリモート句会に出す俳句を揃えなくてはなりません。テーマは盆。

子供の頃から暑いのが苦手で、日に何度も水浴びをし、クーラーや扇風機の真ん前を占領して漫画を読むのが大好きでした。

特にここ最近の熊本ときたら、亜熱帯レベルではなく赤道直下の熱帯雨林気候です。もちろん全国どこに行っても同じような状況みたいですね。

オリンピックの競歩とマラソンの会場になった札幌でさえも朝からあっさりと30度を超え、ネットで調べると、最低気温も24〜25度とほぼ熱帯夜。今回のオリンピックですっかり悪名を高めたIOCさえも、「温暖な気候で五輪開催地にはぴったりなど、東京の連中はよくも誘致の席で売り込んだもんだ。もう何があっても夏場の日本では五輪は開かん」と意を強くしたことでしょう。結構。どうぞお好きに、であります。

最近の開催地決めでは、IOCが開催に意欲を感じさせる都市と個別に接触するという方法を取っているみたいですね。つい先日、2032年の開催地はオーストラリアのブリスベーンに決まりました。8月というと南半球は冬場ですが亜熱帯なのでちょうど良さそう。いい場所、見つけたんじゃないですか。

こんなこと言うと怒る人がいるかもしれないけど、やっぱオリンピックは西岸海洋性気候か地中海性気候のヨーロッパがいいですよ。街並みの雰囲気もいいし。任せちゃいましょうよ。

閉会式で次回パリの様子が映し出されたけど、あの映像を見て旅生と同じ意見を持った人も多かったのでは? ちなみに映像が出た直後にネットでパリの気温(ちょうど現地の昼過ぎくらい)調べたら22度でした。

そうなのよ。そうじゃなくちゃダメなのよ。と言うか地理の知識がないIOCの人々は当初、東京の気候をヨーロッパと同等に見ていたのでは? 「同じ先進国だから」くらいのイメージで。なめちゃいかんよ、東アジアのモンスーン気候。

心配なのは来年の北京冬季五輪。ステップ気候の北京が冬寒いのはよく知っているけど、アルペン競技はどうするんだろう。標高1000〜2000メートルの山なんかないよね。人工雪を使うのだろうと思うが、傾斜地がないことには競技ができないのでは。どんな展開になるのか、楽しみではあります。

オリンピックはいいとして、11日以降から九州をはじめ全国に被害をもたらしている豪雨、どうにかならないものでしょうか。毎日毎晩、「線状降水帯が発生するのではないだろうか」とビクビクしています。

東シナ海や太平洋から弧を描くように進入してくる雨雲が、途切れることなく流れ込んでいるわけです。それも海上からだけではなく、中国南部やインド方面からまでも温暖で湿った空気が吹き込んでいるとか。まるで日本、それも旅生が住む九州を狙っているような気さえします。

そして標高1500メートルの山々が連なる九州山地に次々にぶつかって上昇し冷やされ、積乱雲を発生させているのです。それも明け方が雨の降り方がひどいような。実は、豪雨被害は一番気温が下がる(言うなら最も露点が下がる)夜明け前に発生しやすいと何かで聞きました。なるほどなと思いました。

一方、九州山地の東側に広がる宮崎方面は今回、雨の被害が少ないのです。宮崎が雨の被害に遭うのは、台風が九州付近を直撃した時。反時計回りに吹く風が東側から九州山地にぶつかり、大量の雨を降らせます。以前はこのタイプの被害が多かったようですが、最近はもっぱら西側から流れ込んでくる水蒸気たっぷりの空気による豪雨です。

それにしても、昨年の熊本豪雨のような被害はもう勘弁してほしい。

ところでだいぶ前、地球にぶつかりそうになる惑星を人類の英知で爆破して難を逃れる「アルマゲドン」という映画がありました。旅生はお気楽にも「人類に災難が降りかかってきても、皆で力を合わせればどうにかなるものなのかもしれない」と思った記憶があります。

しかし、実際のところ、全然。

コロナにはすでに1年半にわたり振り回され続け、線状降水帯の仕組みさえ「まだ科学的に十分解明されていない」とか言ってるんだもん。惑星衝突の回避など何千年経っても無理そうです。

思い返してみると旅生が社会人になって三十数年。その間、コンピューターや通信機器、遺伝子解析、医学(分類が雑ですいません)などは弛まず進歩した感じがしますが、あとはボチボチでんな。ほんまボチボチ。しかしそんなもんでっしゃろ。そんなもんでいいと思います。いろんなことが変わった、便利になったと感じることもありますが、よくよく考えてみると大したことないような気がします。

俳句の話を書くつもりが、全然違う話になりました。

俳句はまた別の機会に。