一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

阿蘇、根子岳三昧の一日

どうも。旅するおやじ旅生です。

草枕の道」を歩いた翌日も好天。思えばキャンピングカーの納車以来、一度も阿蘇に行っていないのに気付き、行ってみることに。

見事でした。この時期の阿蘇は本当にいい。澄み切った陽光、満開の桜。

若い頃、南阿蘇の一角にある高森町に仕事の関係で数年間住んだことがあります。

ただこの素晴らしさには当時、心を揺さぶられたことがあまりなかったような。歳をとったせいでしょうか。

ということで高森町にある国民休暇村に行ってみました。

目の前には根子岳阿蘇五岳の一番東の端にある山です。ギザギザな尾根が個性的で、子供のころ旅生は「あの山こそ、阿蘇の火口に違いない」と思っていました。もちろん違います。

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車の中でしばらく昼寝をした後、休暇村を歩き回り、近くにある旧上色見小学校へ。

今は「阿蘇フォークスクール」という施設になっています。でも校舎や校庭は昔のまま。その奥には根子岳がすっくとそびえています。日本の原風景という感じですね。

九州というより東北の雰囲気なのです。気候、植生、空の色などいろんな要素が交錯して、そう感じさせるのでしょう。

30年前、高森町に住んでいた時、この地区の人々と交流する機会が多く、旅生にとっては思い出の場所なのです。みなさん元気なのかなぁ。

ちなみにこの阿蘇フォークスクールとなっている校舎は中に入ることができ、昭和の香り漂う長い廊下や教室を見ることができます。

阿蘇といえば阿蘇五岳を見渡せる久木野地区や、水源が点在する白水地区が有名ですが、旅生はこの上色見地区が一推し。田楽屋さんもあるし、パワースポットとして人気の熊野座神社があります。
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根子岳の登山口に近い、鍋の平キャンプ場にも行きました。

妹の結婚が決まった時、歓迎のためのバーベキューをこのキャンプ場でやった記憶があります。思い出すと映画のワンシーンのような輝きがあります。そんな透明感と明るさがある場所なのです。

ちなみにこのキャンプ場まで来ると、あまりに根子岳が近過ぎて、全く別の山のように見えてしまいます。

阿蘇には一気に春がやってきます。今その真っ只中といった感じです。
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