一人旅おやじがゆく

旅することが人生の最大の喜びである旅好きが、各地で見たもの感じたことを淡々と記します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

鄭成功の生誕地を訪ねる

2日目、メインは平戸だったが、結局、午前中は佐世保をうろうろ。でもそれなりの収穫があった。 佐世保は鎮守府の日本遺産 朝食をホテル近くのコメダ珈琲で済ませ早速出発。米軍基地や造船所近くを車で走った後、港が見下ろせる弓張岳展望台へ。標高360メー…

3連休は行きたい所へ行く

朝、目覚めると同時に、3連休なので一人で行きたいところに行こうと思い立つ。もともと人が密集する場所は苦手で、地味さの中に魅力を見出すタイブなので、コロナは心配ない。自転車を車に乗せて、取り敢えず北へ。天気は最高。私が好きな季語「冴返る」にぴ…

人吉のカフェで写経をする

5年間過ごした八代を離れるのを前に、熊本市にいるとなかなか出向くことのない人吉球磨地域を妻と二人訪ねることにした。妻の話によると、人吉市の隣にある錦町に、なかなか良い感じのカフェがあるという。 すでに初老の入り口に立つおやじである。それもロ…

熊本・大分の県境を巡る日帰りドライブ

1週間ほど前になるが、久しぶりに一人日帰りドライブをした。 熊本と大分の県境をたどった。 ルートを記すと、熊本市の自宅を午前10時半出発→植木温泉(熊本市北区)→隈部氏館跡(山鹿市菊鹿町)→県境越え大分県→鯛生金山(日田市中津江村)→県境越え熊本…

50本まで書いたみたものの

昨年の11月にこのブログを立ち上げて、せっせせっせと書き連ねること3ヶ月あまり。気づけば50本を書いていた。 しかし記事が読まれている形跡は、僅かばかりである。 さすがに心が折れそうに 書き始めた頃は正直、「結構読まれるブログになるのでは」と…

木枯し紋次郎の世界を見た

もう半世紀ほど前、木枯し紋次郎という時代劇が放映されていた。笹沢左保原作の股旅物時代小説を市川崑がテレビドラマ化し、中村敦夫が主演した。「あっしには関わり合いのねえこって」という決め台詞が人気だった。 「ど~こかで~、だ~れかが~」 そのオ…

電柱の数と金髪率 フィンランド3

フィンランド旅行の3話目。そもそもフィンランドと日本はどんな感じで違うのかを記しておきたい。 電柱の数がその国の雰囲気を決める 前から思っていたのだが、日本はなぜこんなにも電柱が多いのだろう。 ネットなどで調べ、自分なりの推測を加味して記して…

バルト海を船で渡った フィンランド2

北欧といえばバルト海である。 柔らかな陽光にきらめく、透き通った海‥と誰もが思うだろうが、残念ながら違う。バルト海は茶色の海なのだ。透明度、極めて悪し。しかしヘルシンキっ子は、沖合にある世界遺産の島スオメンリンナで海水浴を楽しんでる。東京湾…

2年前のフィンランド旅行 その1

もうやがて2年前になるが、妻と2人でフィンランドとエストニアを旅した。記憶が薄れてしまう前に、書きとどめておきたい。 そもそもなぜフィンランドに旅したか。ムーミンが好きとか、マリメッコがお気に入りとか、そんな理由ではない。福岡空港からフィン…

工場群、干拓地、いいね八代

地元八代市の魅力的景観、海沿い編。 前回は展望台から俯瞰した八代市を紹介したが、今回は海沿いをたどってみた。 まずは球磨川河口の景色。正確には球磨川支流の前川河口。八代大橋のあたりから天草方面を望むと、八代内港の工場群が見える。農業県熊本に…

地元のお気に入りの場所を巡る

久しぶりに地元ネタで行こうと思う。 住んでみるといい街八代 実は今住んでいる八代市は、仕事の関係でこの春に引っ越すことになる。以前はなんの興味もない街だったが、住んでみるととてもいい街だった。歴史があり、大きな港があり、大きな工場もあり、シ…

5カ所の湯を巡る一人長距離ドライブ

心身ともにすっきりしないので、久しぶりに温泉ざんまいの1日を送ってみた。 まずは県内で1カ所 午前9時前に家を出て、お決まりのチキンクリスプマフィンの朝マックを食べる。周囲を見回すと60代くらいのおじさんたちがちらほら。「数年後には自分もこん…

大浮世絵展におやじは感動した

福岡市美術館に大浮世絵展を見に行った。 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳の夢の競演と銘打たれている。ここの美術館は古美術のいい展覧会をよくやってるから、がっかりすることはまずないだろうと安心して熊本を出発。古いもの好きのおやじを喜ばせるには十分…

大洲が舞台の寅さん映画を再評価

この前行ったばかりの愛媛県大洲市が印象に残ったので、ネットフリックスで「男はつらいよ 寅次郎と殿様」を改めて観た。1977年の夏に上映された第19作目。私が中学2年生の時である。マドンナは真野響子。 寅さんはおおよそ全作品を3〜5回ほど見て…

お遍路の御朱印なかなか集まらず

四国で車中泊にチャレンジしたが、一つ目的を果たせなかったことがある。 御朱印をもらいに行く予定だった八十八カ所札所の「岩屋寺」と「大寶寺」に時間が足りず行き損なったのだ。 ちょうど20年くらい前、遍路に挑戦したことがある。何がきっかけだったか…

車中泊はやはりきついもんだ

四国の車中泊第2回。 結果から言うと、やはり車中泊はきつかった。風邪気味だったこともある。のどがイガイガして、扁桃腺も怪しい。もしかしたら熱発するかなという予感が濃厚。 下灘駅を後にするあたりからそんな予感がどんどん強まり、夕食のラーメン食べ…

四国で車中泊にチャレンジ

本来であれば、中国から帰国する日だった昨日、ようやく気を取り直して一泊だけの旅に出た。長期休暇の最後の2日間。妻と2匹のトイプードルと一緒に車中泊の松山一泊。 ブログタイトルは「一人旅」を強調しているものの、改めて記事の一覧を見ると、ほとんど…

北京への旅を断念するも、驚くほどの欠落感

1月下旬、北京を訪ねる予定だったが、出発当日、福岡空港に到着した段階でキャンセルした。新型コロナウイルスの感染が武漢から中国全土、さらには日本、タイなどアジア各地に飛び火し始めたからである。 これまでの旅人生でキャンセルしたのはこれが初めて…

九州山地の奥深くに点在する天空の集落

八代市坂本町の日光集落 九州や四国の山深い地域には時折、山肌にへばりついたような「天空の集落」がある。 もしかしたら信州や東北地方にもこうした集落があるのかもしれないが、なんとなく西日本に多いイメージがある。 私が住む八代市にはこうした集落が…

私のソウルフードはサッポロ一番みそラーメン

それを食べたら気分が安定する、落ち着く、自分らしさを取り戻す、という食べ物が誰にもあるのだろう。いわゆるソウルフード。ちなみに私は、サッポロ一番みそラーメンだ。私の安上がりの舌はこのあたりから来ているのかもしれない。 私は子供の頃、食べ物の…

細川忠興が植えた臥龍梅に江戸時代の残り香を感じる

松井神社の臥龍梅 今回も地元ネタで。 現在居住している熊本県八代市は工業都市としてのイメージが強いが、歴史的遺産も多い。その中で一つだけ選べと言われたら、私は八代城の北側にある松井神社の「臥龍梅(がりょうばい)」を推す。 江戸時代初期、八代城…

おやじがエレカシ聞いちゃ悪いか

何回か書いたが、エレファントカシマシのファンだ。 昔からのファンというわけではない。つい2年ほど前から聴き始めた。まだまだ初心者なのである。 きっかけは2017年末の紅白歌合戦への出演。あの年末、私はインフルエンザにかかって、家族とは別の部屋…

お気に入りの地元ロング散歩コース

これまでのブログを見てみると、自分の故郷から離れた場所ばかりテーマにして書いており、いかがなものか、と少し反省した。今後は時折、地元を旅する様子も報告したい。 今回はその1回目。神風連の乱を紹介したので正しくは2回目だ。 私の本籍地は熊本市…

あの刺青はすごかった

旅では「ヒョェ〜」というようなことがある。 数年前、佐賀県の武雄温泉でのこと。温泉に入ったところ、肩から背中にかけてびっしりと刺青を入れた人がいた。年の頃なら60代か。背は高めで痩せ型。ごま塩頭で、顔色はあの業界の人らしく青白い。刺青が色鮮や…

旅で詠むと俳句が少しレベルアップ

5〜6年前から俳句を作っている。句会にも参加している。現在、月一回顔を出している句会は56歳の私が一番若い。以前参加していた句会でも私が一番若かった。50代で一番若いのだから、俳句年齢がいかに高齢化しているか容易にわかるだろう。 TBSの「プ…

「うみたまご」と「高崎山」は中高年にも面白い

別府旅行の2日目。 朝6時には目が覚めて、朝風呂に入る。正月休みの最終日なので宿泊客は多い。朝食を腹いっぱい食べて、9時すぎにはまずは「うみたまご」を目指す。 実に久しぶりの水族館だった。最後に訪ねた水族館は鹿児島港にある水族館だったような…

別府と湯布院はいい具合に違う

湯布院 別府駅近くの商店街 阿蘇の雲海 せっかくの年末年始の休みなので、せめて一泊しようと妻と別府に来た。阿蘇や湯布院も通って、質のいい温泉を満喫しようというわけだ。 阿蘇の外輪山から遠望したら雲海が出ていた。そろそろ霧が消え始める時間だった…

箱根駅伝のレースもコースも堪能

箱根駅伝の往路は青山学院が優勝した。 熱心な駅伝ファンといわけではないけれども、毎年ついつい見てしまう。特に3区から5区にかけては松並木があり、太平洋があり、箱根の山道がありで、旅好きの目を喜ばせてくれる。神奈川県はなんと風光明媚な土地なのだ…